アップルなど、バッテリー規格の策定に取り組む企業

アップルなど、バッテリー規格の策定に取り組む企業

スラッシュ・レーンのプロフィール写真スラッシュレーン

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大手ノートパソコンメーカーのアップル、デル、レノボは来月、カリフォルニア州サンノゼで首脳会議を開催し、携帯型およびハンドヘルド電子機器用のリチウムイオン電池の製造に関する標準の策定を開始する予定。

これらの企業は、設計、プリント基板製造、電子機器組立など、電子相互接続業界のあらゆる側面を代表する約 2,400 社の企業で構成される組織である IPC (Association Connecting Electronics Industries) の OEM 重要部品委員会に所属しています。

この動きは、デルが今月発表した410万個のリチウムイオン電池のリコールに続くもので、これは家電製品としては史上最大規模のリコールとなる。デルによると、ソニー製のセルを含むノートパソコン用バッテリーは過熱し、発火の危険性があるという。

「リチウムイオン電池の使用によって問題となる動作と安全性の問題は、標準化によって間違いなく解決できるはずです。そして、実際に解決されるでしょう」と、IPC OEM重要部品委員会の委員長であり、デルのサプライヤーエンジニアリングおよび品質担当ディレクターを務めるジョン・グロッソ氏は述べています。「委員会はリチウムイオン電池を次なる標準化対象製品として特定していましたが、私たちは今、その取り組みを加速させていきます。」

グロッソ氏は、IPC委員会はリチウムイオン電池に関する現行の規格を特定し、これらの電池の設計、性能、安全要件を標準化することを目指していると述べた。

委員会は近年、コンピュータおよび通信業界に不可欠なコンポーネントの特定と標準化に積極的に取り組んでいます。最近、冷却ファンの標準規格を完成させましたが、設計から実装まで1年もかかりませんでした。これはPC標準規格としては驚異的なスピードです。

Eコマース・タイムズは最近、グロッソ氏がバッテリー規格についても同様の時間がかかると予想していると述べたと報じた。「バッテリー規格は遅くとも2007年7月までに策定される予定です」と同氏は述べた。