インテルは2014年にサードパーティ製ARMチップの製造を開始する予定

インテルは2014年にサードパーティ製ARMチップの製造を開始する予定

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少々衝撃的な展開だが、8086 CPU とその派生である x86 マイクロチップ アーキテクチャの開発元である Intel は、来年から他社向けに ARM プロセッサの製造を開始する予定だ。

ロイター通信によると、インテルのパートナーであるアルテラは火曜日のARM開発者会議で、このチップ製造大手が2014年に64ビットARMチップの製造を開始すると発表した。

モバイル市場におけるARMの独占状態から脱却しようと苦戦を強いられているインテルにとって、このニュースは多くの人にとって驚きだった。インテルのAtomチップセットは、クアルコムのSnapdragonやNVIDIAのTegraといったARMベースのチップと真っ向勝負を挑んでいる。

火曜日の発表を受けて、AppleがAシリーズの受注の一部をIntelに切り替えようとしているのではないかとの憶測が出ている。Appleは6月に、次世代チップの製造で半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)と契約を結んだと報じられている。

Appleはすでに、MacBookシリーズにIntelの最新Haswellラップトップクラスのチップを採用し、iMacにはデスクトップクラスのチップ、そして次期Mac ProにはXeonプロセッサを搭載しています。両社はThunderboltなど、数々の最先端プロジェクトでも協業しています。

AppleはMacにはIntel製の部品を使用しているにもかかわらず、iOSデバイスには自社設計のARMチップを採用しています。これまで、iPhone 5sに搭載されているA7チップ、そして近々発売されるiPad AirとiPad mini Retinaディスプレイ搭載モデルを含む、AシリーズSoCはすべてSamsungが製造してきました。しかし、Appleは世界的な特許紛争の影響もあって、スマートフォンのライバルであるSamsungと距離を置いていると考えられています。

最新の噂によると、チップの高度な20ナノメートルプロセスが台湾企業TSMCの歩留まり問題を引き起こしているため、サムスンが次世代「A8」SoCでTSMCの事業の一部を獲得するだろうとのことだ。