ロジャー・フィンガス
· 1分で読めます
今後の Apple のアップデートでは、iOS のセキュリティ上の欠陥が修正され、Siri がロック画面に隠れている通知を読み上げることができるようになる予定ですが、AppleInsider では今すぐその問題を回避する方法を紹介しています。
この脆弱性により、SiriはGmailやFacebook Messengerなどのサードパーティ製アプリからのメールやチャットメッセージを読み上げることができてしまいます。デバイスがロックされていて、iOSの設定アプリでこれらの通知が非表示になっている場合でもです。Appleのメッセージアプリは影響を受けません。メールの件名は公開される可能性がありますが、本文は表示されません。
「Appleはこの問題を認識しており、今後のソフトウェアアップデートで修正される予定です」と、同社はAppleInsiderへの声明で述べています。この修正は現在ベータ版であるiOS 11.3にはまだ追加されていませんが、リリース前、あるいはアップデートのリリース前もしくはリリース後のポイントリリースで追加される可能性があります。
Appleはメディアの注目を集めたバグの修正にも迅速に取り組んでいるため、iOS 11.3のリリース時期によってはポイントリリースが行われる可能性があります。iOS 11.3アップデートは、ヘルスケアレコード、新しいアニ文字、詳細なバッテリーモニタリングなどの機能を含む、長らく計画されていたアップグレードですが、火曜日に開催される教育関連のAppleイベントの前か、イベント期間中にリリースされるかは不明です。
Appleの修正を待つ間、この問題を回避する方法はいくつかあります。1つ目は、特定のアプリのロック画面通知を無効にすることです。設定アプリを開き、「通知」を選択し、アプリをタップして「ロック画面に表示」の切り替えスイッチを見つけます。
より極端な解決策としては、iPhoneがロックされている間は常にSiriを完全に無効にすることです。これを行うには、設定アプリの「Siriと検索」メニューを開き、「ロック時にSiriを許可」に切り替えます。
Appleは過去にもSiriのロック画面を悪用する脆弱性を悪用する問題を抱えていました。例えば2016年11月には、連絡先情報、写真、メッセージログにアクセスできるバグが発覚しました。