3月四半期、欧州と中国でアップルのiPhone市場シェアが急上昇

3月四半期、欧州と中国でアップルのiPhone市場シェアが急上昇

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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カンター・ワールドパネル・コムテックが水曜日に発表した新たなスマートフォン市場データによると、3月四半期にiPhoneの普及は世界的に増加し、欧州では特にAndroid端末から乗り換えた人々の影響が大きかったという。

調査会社カンターによると、Androidは英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの5大欧州市場で68.4%のシェアを維持しているものの、前年比で3.1ポイント低下した。Appleは1.8ポイント上昇して20.3%のシェアを獲得し、新規iPhone購入者の32.4%がAndroidからの乗り換えであることがKantarのデータで示されている。

この四半期にAndroidスマートフォンを購入した人のうち、35%は端末の価格が安かったためと答え、29%は料金や契約が安かったためと答えた。

中国はAppleにとってもう一つの好調な市場であり、iPhoneのシェアは17.9%から26.1%に上昇したが、Androidの72%には依然として及ばない。カンターは、中国では現在、iPhoneの販売台数が米国を上回っていると指摘している。これは、iPhoneが国内富裕層以外の層にも販売され始めていることが一因となっている。3月四半期では、月収2,000~4,000元(322~645ドル)のスマートフォン販売のうち、Appleのシェアは25%に達した。

中国ではiPhoneは非常に高価な製品であり、労働者の月給を超えることも珍しくないが、同国の多くの人々はスマートフォンを主なコンピューター機器として利用している。

米国ではAppleが36.5%のシェアを獲得し、Androidは0.2ポイント上昇して58.1%となった。Kantarは、iPhone 6と6 Plusが現在米国におけるiPhone全体の18%を占めており、インストールベースの64%が少なくともiPhone 5を使用していると付け加えた。特に後者の数字はApple Watchにとって重要だ。なぜなら、このウェアラブルデバイスはiPhone 5より前のiPhoneでは動作しないからだ。