元Macハードウェア責任者が不当解雇でAppleを提訴 | AppleInsider

元Macハードウェア責任者が不当解雇でAppleを提訴 | AppleInsider

AppleInsiderスタッフのプロフィール写真

· 1分で読めます

昨年同社を去ったアップルコンピュータの元幹部が、不当解雇で同社を訴えていると、CNet News.comが報じている。

「昨年秋までマッキントッシュ・ハードウェア・エンジニアリングを率いていたティム・ブッチャー氏は先月サンタクララ郡上級裁判所に訴訟を起こし、アップル社が理由もなく同氏を解雇し、制限付き株式の付与やボーナスを含むすべての補償金を支払わなかったと主張している」と同誌は伝えている。

2月4日に提起された訴訟において、ブッチャー氏は収入の喪失に加え、精神的苦痛を含む損害を被ったと主張している。彼は逸失利益に加え、懲罰的損害賠償およびその他の罰金も求めている。訴訟管理協議は2005年5月31日に予定されている。

ブッチャー氏は2003年3月にAppleに入社し、Macintoshシステム開発担当副社長に就任しました。2004年5月、ブッチャー氏はMacintoshハードウェアエンジニアリング担当上級副社長に昇進し、ジョン・ルビンスタイン氏の後任となりました。ルビンスタイン氏は、同社に新設されたiPod部門の責任者に就任しました。

CNet News.comが入手した訴状のコピーによると、ブッチャー氏は11月10日、アップルのティム・クック副社長から「変化が訪れる」とだけ告げられ、自宅へ帰るよう言われたと主張している。同日、アップルのスティーブ・ジョブズCEOから「君は失敗者ではない。私が君に押し付けた二つの仕事は、神でさえ成し遂げられなかっただろう」と言われたともブッチャー氏は述べている。

2日後、ブッチャー氏はジョブズ氏から、自分が「躁うつ病患者」だと思われていることがあると言われていたと述べた。同じ会話の中で、ジョブズ氏はブッチャー氏に「どうしたらいいのか分からないが、あなたに会社を辞めてもらうしかないと思う」と言ったと伝えられている。

12月にブッチャー氏が退任した後、 AppleInsiderの情報筋によると、後任にはUmax Corporationの元創業者であるピーター・メーリング氏が就任した。ブッチャー氏の退任理由はこれまで公表されていなかった。

記事全文はCNet News.comでご覧いただけます。