マルコム・オーウェン
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フォックスコンは、インドへの50億ドル相当の投資を取り消すとする火曜日の報道を否定した。この報道では、iPhone組み立てパートナーとアップルの間で内部紛争があったとされている。
火曜日早朝、マハラシュトラ州のスバーシュ・デサイ工業相が、同地域に電子機器製造工場を建設するというフォックスコンとの契約を破棄したと発表したという報道が浮上した。デサイ工業相は、2015年に政府との覚書に詳述されていた50億ドル規模の投資計画について、方針を変更したようだ。
デサイ大臣はヒンドゥー紙に対し、「フォックスコンが約束した投資は実現していない。今後も実現しないだろう」と述べた。デサイ大臣は、投資中止には「複数の要因」があったと述べ、「世界的な経済状況、競合他社の業績好調、そしてアップルとの内部対立により、フォックスコンは有利なスタートを切ることができなかった」と指摘した。
フォックスコンの親会社である鴻海は、火曜日の午後遅くに声明を発表し、報道された疑惑を否定した。フォーカス台湾が受け取った声明によると、同社と主要顧客の間に「内部紛争」があったという主張は全く事実ではないという。
鴻海は、インドの主要顧客とは引き続き良好な関係を維持していると明言した。おそらく、インド市場でiPhoneの組み立て作業が継続していることから、Appleを指していると思われる。関係各社は引き続き協力関係を維持しており、インドでの生産は引き続き円滑に進んでいると同社は声明で述べている。
フォックスコンは現在、iPhone XRの生産を含む、インドでのApple向けデバイス組み立て業務を行っている。
鴻海は声明を和らげ、世界的な投資計画を定期的に見直し、顧客のニーズに合わせてその計画を調整するという文言も盛り込んだ。
この主張は、インド政府がAppleが今後5年間で充電器や部品の生産を含む現地での事業拡大を発表してから1か月半後になされた。消費者側では、Appleはインドで初の小売店を開設する準備を進めているとみられている。