アンドリュー・オハラ
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アップルウォッチシリーズ4
NDPの新しいレポートによると、米国のスマートウォッチ市場は2018年に劇的に拡大し、Appleが文句なしの市場リーダーとなった。
NDPのレポートは2018年11月までの12ヶ月間を対象としており、スマートウォッチの総販売台数は前年比61%増となっている。また、ドル換算での販売台数も同期間比51%増と大幅に増加した。同社によれば、これは約50億ドルに相当する。
NDPはAppleが「明確な市場リーダー」であると述べたものの、SamsungとFitbit製のデバイスの売上も業界他を上回っている。スマートウォッチメーカー上位3社は、市場全体の88%を占めている。FossilやGarminといったファッションやフィットネスに特化した小規模ブランドがシェア拡大を狙うため、2019年にはランキングが変動する可能性がある。
米国では、成人の16%がスマートウォッチを所有しており、2017年12月の12%から増加している。所有率が23%であることから、NDPは18歳から34歳までの若い世代の市場が全体的な成長を牽引していると評価しているが、Apple Watch Series 4に搭載されているような心臓の健康機能が、2019年に高年齢層におけるスマートウォッチの人気を大幅に押し上げる可能性があると指摘している。
スマートホームもユーザーの間で人気があり、スマートウォッチ所有者の 15% が自宅や自動化デバイスを制御するためにデバイスを使用していると回答しています。
「過去18カ月間、スマートウォッチの売上は力強い勢いを増しており、この分野が主流に受け入れられることはないと考えていた否定派が判断を早すぎた可能性があることを証明している」とNPDコネクテッド・インテリジェンス・ディレクターのウェストン・ヘンデレク氏は述べた。
AppleはApple Watchの売上高を公表していないが、直近の投資家向け電話会議では、「ウェアラブル、ホーム、アクセサリー」製品の売上高が73億ドルに達し、前年比33%増となったと発表した。CEOのティム・クック氏は最近、ウェアラブル部門が過去数四半期にわたって爆発的に成長していることについてコメントし、このカテゴリーの売上高は既にiPodの過去最高値を50%以上上回っていると述べた。
「AirPodsとApple Watchを別々に比較し、iPodの発売日と照らし合わせると、すべての製品に同程度の期間がある場合、それぞれがiPodの同時期の4~6倍先行していることがわかるだろう」とクック氏は述べた。