Apple Pay、夏までに英国に上陸か

Apple Pay、夏までに英国に上陸か

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土曜日の報道によると、アップルは今夏後半に英国でアップルペイを開始する計画を最終決定しており、これは昨年10月に米国でサービスを開始して以来、自社決済サービスとしては初の国際的なサービスとなる。

事情に詳しい情報筋がテレグラフ紙に語ったところによると、アップルは月曜日の世界開発者会議で英国でのアップルペイの提供開始を発表する予定で、正式なサービス開始は約2カ月後になるという。

同誌によると、英国におけるコンタクトレス決済の支出は、消費者層が概して関心を示さないにもかかわらず、昨年23億ポンド(約35億1000万ドル)に急増した。金融業界とモバイル業界の対立により、プラットフォームの提供は分断されているが、英国のスマートフォン販売全体の40%を占めるApple Pay対応のiPhoneは、変化の起爆剤となる可能性がある。

重要なのは、英国の多くの小売業者が、iPhoneやApple Watchと通信可能なNFCトランシーバーを搭載したPOS端末を導入していることです。米国でこのサービスが開始された当時は、多くの小売業者が互換性のあるPOSハードウェアの導入を進めていたため、インフラ整備が課題となっていました。

英国をはじめとする一部の企業は、既に非公式にApple Payを導入しています。例えば、ロンドン地下鉄を運行するTransport of Londonは、既存のOysterスマートカードゲートウェイを通じて、アメリカ人観光客のApple Pay決済を処理しています。

Appleは詳細なタイムラインをまだ発表していないものの、Apple Payサービスが米国外にも拡大されることはほぼ確実です。最初の兆候は昨年12月、EMEIA地域での展開を支援するインターンを募集する求人広告の形で現れました。その後、英国に特化した報道では、Apple Payが2015年初頭に開始されるとの見方が出ています。