AppleInsiderスタッフ
· 1分で読めます
Uber のマッピングの取り組みは、同社の現在のビジネスだけでなく、将来の自動運転車計画にも役立つだろう。
Uber は、Microsoft の Bing Maps 部門の画像収集ユニットを買収する予定です。この買収により、Microsoft は社内での地図データ作成の取り組みを終了することになりますが、このライドシェアリングサービスは、Apple や潜在的ライバルである Google の地図製品への依存を減らそうとしており、この買収によって有利になります。
TechCrunchによると、Bing Mapsの従業員約100名が、地図関連業務に関わる未公開の「資産」とともにUberに移籍する予定だ。契約の金銭的条件は依然として不明である。
マイクロソフトは、サードパーティからライセンス供与されたデータを使用してBingマップの提供を継続すると報じられているが、移行後もUberがこれらのベンダーに含まれるかどうかは不明である。同社はRe/codeに対し、今回の売却は、残るマップチームがユーザーエクスペリエンスの向上に集中できるようにするためだと述べている。
マイクロソフトは、「過去1年間、当社は中核事業戦略に注力するため、多くの施策を講じてきました」と述べています。「これらの取り組みの一環として、今後は地図画像の収集を自社で行うことはなくなり、引き続きプレミアムコンテンツおよび画像プロバイダーと提携して基礎データを取得し、リソースをコアとなるユーザーエクスペリエンスに集中させていきます。今回の決定により、画像取得業務の多くをUberに移管します。」
マイクロソフトの撤退は、アップルが独自の地図データプログラムを強化するという決定を、より重要な戦略的動きと位置づけている。Uberは地図のライセンス供与は行わず、むしろLyftなどの競合相手に対する競争優位性として活用するだろう。つまり、高品質な地理空間データの利用可能なソースが一つ減ることになる。
ウーバーがノキアの「Here Maps」買収に成功すれば、すでに狭い範囲はさらに縮小する可能性がある。買収額は30億ドルを超えるとみられている。
マッピングは長らくモバイルデバイスのキラーアプリであり、急速にシリコンバレーの新たな戦場になりつつあります。Appleの地上情報収集活動の拡大によって今後実現するであろう機能強化に加え、iOS 9では待望の機能が多数追加されます。中でも注目すべきは、電車、バス、地下鉄などの公共交通機関を含むルートを選択できる乗換案内機能です。