ケイティ・マーサル
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アナリストのマイク・アブラムスキー氏は水曜日の調査ノートで、発売後の堅調な販売により同社の販売はウォール街の予想を上回り、9月四半期の3G販売台数510万台、暦年でのiPhone販売台数合計1400万台という自身の予想どおりのペースであると述べた。
アップルは来週火曜日にメディアイベントを開催し、iPodデジタルミュージックプレーヤーの刷新製品ラインとiTunesの新サービスを発表する予定だが、このフォーラムでiPhone 3Gの販売状況の最新情報も発表する可能性があるとアブラムスキー氏は述べた。さらに、クパティーノに本社を置く同社は、システム全体でプッシュ通知をサポートし、GPSトラッキング機能も強化したiPhoneソフトウェアの新バージョン(v2.1)を9月までにリリースすることを約束しており、これらも登場する可能性があるとアブラムスキー氏は付け加えた。
アナリストはレポートの中で、アップルが開発中の全く新しいデバイスの可能性についても言及したが、火曜日のイベントでは発表されないだろうとしている。確固たる証拠はないものの、エイブラムスキー氏は、アップルが音楽再生と音声通話に限定された「エントリーレベルの低価格(99ドル未満の補助金付き)プリペイドiPod/フォン」の可能性を検討していると信じるだけの理由があると述べた。
このようなデバイスによって、同社は「未開拓のグローバルなビジネスチャンスを掴む」ことができるだろうと同氏は述べた。世界中の小売店でプリペイド端末を販売することで、iPhoneの勢いを「50~100%押し上げる」と同時に、将来のiPhoneアップグレードの確立とMacの世界的な売上増加という、いわば間接的な効果も生み出せるだろう。
iPhone 3Gと同様に、今四半期はMacの売上が再び躍進する時期となりそうだ。以前、Macの販売台数について304万台という最も強気な予測を発表したアブラムスキー氏は、同社の独自データからも引き続きその予測を裏付けており、その予測は揺るぎないものだと述べた。
彼は、来週のiPodイベント後には、「アルミニウム製の筐体、大型のマルチタッチトラックパッド、そして最新スペック」を備えたMacBookとMacBook Proの刷新版が登場すると予測している。また、Appleの世界PC市場シェアは2007年の2.9%から来年には4.2%に上昇すると予想している。
アブラムスキー氏はアップル株のアウトパフォーム評価を維持している。