マルコム・オーウェン
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Google のビジネス ユーザー向けの新しいビデオ会議サービス「Meet」が、正式リリース前に部分的に公開されました。このエンタープライズ向け会議ツールの iOS アプリは、App Store に短期間掲載されましたが、その後削除されました。
App Storeの正式名称である「Meet by Google Hangouts」は、Googleの既存のHangoutsプラットフォームのビジネス向けバージョンとなる予定だとTechCrunchは報じている。Hangoutsと同様に、Meetでもユーザー同士やグループでのビデオ通話が可能だが、参加者の上限はHangoutsの10人から30人に増加している。
G Suite版のGmailおよびGoogleカレンダーと連携したこのアプリは、予定されている会議と参加者のリストを表示し、「参加」ボタンでユーザーを会議に接続します。また、接続時にビデオをミュートまたはオフにするオプションも用意されています。大規模な会議の場合は、画面上部にメインのビデオウィンドウが表示され、その下に小さなチャットウィンドウと参加者リストが表示されます。
ビジネス向けの主要な機能の 1 つは、ダイヤルイン番号を使用して会議にアクセスし、適切なインターネット接続がない人でも電話参加できるようにすることです。ダイヤルイン番号は、G Suite Enterprise Edition のお客様のみが利用できます。
iOSアプリはApp Storeで短期間公開されていましたが、その後削除されました。しかし、Googleはウェブインターフェースについては同様の削除措置を取っていません。ウェブ版にはブラウザからログインでき、カレンダーの予定リスト、会議コード入力オプション、そしてシンプルなインターフェースに時計が表示されます。
今のところ、Meet は iOS 版とウェブ版のみが公開されているようです。Android アプリもいずれリリースされる可能性は高いものの、まだ公開されていません。現時点では G Suite 製品サイトでは Meet について言及されていませんが、サブスクリプション型サービスにおいて Hangouts に取って代わる可能性が高いようです。
Googleは1月、開発者向けにGoogle+ハングアウトAPIを4月25日に終了し、「エンタープライズユースケースに注力する」と警告していました。これがGoogleが一般ユーザー向けハングアウトの完全終了を検討している兆候なのかどうかは不明ですが、昨年のメッセージングおよびチャットサービス「Allo」と「Duo」のリリース後、Googleは「ハングアウトへの投資を継続する」と発表していました。