スラッシュレーン
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メリルリンチは本日、アップルコンピュータの株式に対する投資判断を中立から買いに更新し、目標株価を72ドルとした。同社株のリスク対報酬比率が最近改善したとしている。
ファーマー氏は、Mac の市場シェア拡大の可能性に対する信頼の高まりと iPod の減速の緩和に加え、同社のストックオプション調査による影響が軽減し始めていると考えている。
「ストックオプションのタイミングに関する調査が未解決のままであるため、アップルの潜在的株主が株の購入に躊躇するのは当然だと我々は考えています」と、同氏は顧客に語った。「調査はまだ最終的な結論が出ておらず、不正行為の実態について法的見解は示していませんが、アップル経営陣による(財務諸表の修正は予定されていないという)声明は、リスクが低いことを示唆していると考えています。」
ファーマー氏はまた、iPodフォンの可能性は目新しいものではないものの、その財務への影響はコンセンサス予想には含まれていないと述べた。「経営陣が電話会議で(間接的ではあるものの)公にその点について言及したという事実は、今後12ヶ月以内にiPodフォンの導入がコンセンサス予想に影響を与えるほどに近づく可能性を示唆している」と同氏は述べた。
携帯電話市場は2008年に10億台に近づくと見込まれており、アナリストは、Appleが携帯電話を約300ドルで販売すると仮定すると、Appleが獲得する可能性のあるシェア1%ごとに30億ドルもの増分収益を生み出す可能性があると考えている。
「ビジネスモデルとエコシステムの複雑さを考えると、携帯電話事業に参入するのは簡単ではないだろうが、携帯電話と他のモバイルメディアデバイス(iPodなど)が徐々に融合していく中で、iTunesは消費者にとっての差別化を生み出せる重要な資産だと我々は考えている」とファーマー氏は顧客に向けて語った。
アナリストが Apple 株を保有する主な理由として挙げるその他の点としては、同社の新学期やホリデー シーズンの好調な四半期が間近に迫っていること、Intel からの移行がほぼ完了していること、マージンが拡大する予定であること、そして市場が Apple の 2008 年度 (評価を裏付けるもの) に焦点を移していることなどが挙げられる。