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IBMのPowerPC 750VXマイクロプロセッサは最終決定したと、先週AppleInsiderの情報筋が伝えた。ただし、まだいくつかのエラッタへの対応が必要だ。このチップは、来年中にApple Computerのコンシューマー向けポータブル製品シリーズiBookに採用されるのではないかと広く噂されている。
AppleInsiderが入手した情報によると、このマイクロプロセッサは、近々発売されるPowerPC 750FXと同じL2キャッシュを搭載しますが、L3キャッシュは最大4MBまで拡張可能です。このチップは400MHzのDDRフロントサイドバスを搭載し、PowerPC 970と同じAltiVecを実装していると言われています。
クロック速度はまず1.8GHzに達し、その後継機種であるPowerPC 750VXeでは2GHzを大きく上回る見込みです。以前の報道によると、750VX G3バリアントはパイプラインステージの追加と高度な電力管理機能も備えているとのことです。
このチップは暫定的に 2004 年第 3 四半期 (Q3) に導入される予定ですが、この日付が 2004 暦年の第 3 四半期を指すのか、それとも Apple の会計年度の第 3 四半期を指すのかは不明です。
チップの仕様に関する噂は、AppleがMotorolaのPowerPC G5の採用を取りやめた直後から浮上し始めた。最近、情報筋によると、1999年にMotorolaが500MHzを超える速度を実現できなかったことからApple Computerとの関係は3ストライクで終了したという。2001年もMotorolaが1GHzの速度を実現できなかったことで問題が続き(その後、PowerPC 7500 G5の開発は中止された)、両社のパートナーシップは今年、AppleがPowerBook製品ラインに搭載を希望していた1.5GHz PowerPC 7457チップをAppleが納入できなかったことで終焉を迎えたと報じられている。