ニール・ヒューズ
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UBSは今週、アップル株の目標価格を引き上げた最新の投資会社となり、午後の6月四半期の業績発表を前に新たな予測を115ドルとした。
アナリストのスティーブン・ミルノビッチ氏は、アップルの粗利益率は短期的にも2015年に向けても上昇するだろうと見ている。例えば、同氏はコンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズの最新データを引用し、ハイエンドのiPhone 5sが携帯電話機全体の売上に占める割合が、1年前のiPhone 5よりも高いことを示したと指摘した。
また、データは、顧客が通常、ストレージ容量を減らしてコスト削減を図る期間である6月四半期に、より大容量のiPhoneを購入したことも示している。
そして最後に、ミルノビッチ氏は、消費者が499ドルから始まるフルサイズのiPad Airを受け入れており、高解像度Retinaディスプレイを搭載しない299ドルから始まるより安価なiPad miniへの傾向を逆転させていると指摘した。
アナリストは、これらの傾向が短期的にだけでなく、Appleの2015年度にも利益率を向上させると見ている。彼は来年の粗利益率の予想を36.6%から38.1%に引き上げ、その主な理由を4つ挙げている。
- 保証費用の減少とともに繰延収益の増加による圧力が弱まる
- アップルがiPhone 5で達成した固定費吸収よりも良好
- ハイエンドiPhoneの強力なミックス
- いわゆる「iWatch」の利益率は40%を超える可能性があるとの憶測
同氏は、Appleが2015年度の売上高を15%増の2110億ドルと予測している。これには噂されている「iWatch」の売上も含まれる。また、1株当たり利益は19%増の7.63ドルになると予想している。
ミルノビッチ氏は12ヶ月後の目標株価を115ドルと新たに設定し、前回の100ドルから引き上げた。UBSは目標株価を引き上げた投資会社に名を連ねており、バークレイズ(110ドル)、エバーコア(115ドル)、モルガン・スタンレー(110ドル)、JPモルガン(108ドル)、ニーダム(97ドル)も先月だけで目標株価を上方修正した。