ソフトバンク創業者、iPhoneを無料提供、孤児の費用負担へ

ソフトバンク創業者、iPhoneを無料提供、孤児の費用負担へ

ダニエル・エラン・ディルガーのプロフィール写真ダニエル・エラン・ディルガー

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ソフトバンクの創業者兼最高経営責任者である孫正義氏は、東日本大震災で避難を余儀なくされた被災者への食料や避難所の提供に駆けつけ、iPhoneの交換や震災孤児の携帯電話料金の負担を約束した。

Engadgetの報道によると、孫氏は福島原発事故で最も大きな被害を受けた地域の一つである田村市を訪問し、孫氏の出身地である佐賀県武雄市への移住者1,200人を支援し、生活費を負担するとともに仕事を見つける支援を行う計画を発表し

孫氏はツイッターを使って、日本の震災被災者を効果的に支援する方法を模索し、孤児たちが友人や家族と連絡を取れるよう携帯電話料金を負担してほしいという人々のアドバイスを受け入れた。

孫氏は、震災孤児に携帯電話とサービスを無料で提供すると述べ、地震と津波の被害でiPhoneを紛失または破損した人には交換品を提供すると約束した。さらに、NTTドコモを含む他の通信事業者の孤児にも支援を行うと表明している。

孫氏は韓国系であり、外国人、特に国内最大の少数民族である韓国人に対して長い間否定的な認識を持ち続けてきたこの国において、孫氏の慈善活動は特に注目に値する。

10代の頃、孫氏は家族とともにカリフォルニア州サウスサンフランシスコに移り住み、カリフォルニア大学バークレー校に入学、ハイテク先進校のキャンパスでスペースインベーダーのビデオゲームを輸入し、若き起業家として財を成した。

孫氏はドットコムバブルの崩壊で700億ドルの資産を失い、歴史上誰よりも多額の金を失った人物として知られるようになったが、純資産が70億ドルあるため、今でも日本で最も裕福な人物である。