マルコム・オーウェン
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インテルは、10ナノメートルの第10世代Coreプロセッサーの出荷を開始したと、Computexでチップメーカーが認めた。プロセッサーの第一波は、デスクトップ版ではなく、ノートパソコンでのモバイルコンピューティング向けの派生型で構成されている。
5月上旬の投資家向けミーティングでも既に告知されていたように、Computexで発表されたIntelの第10世代「Ice Lake」プロセッサは、いずれも長らく遅延していた10ナノメートル製造プロセスを採用しています。「Sunny Cove」コアアーキテクチャと第11世代グラフィックスエンジンを採用したこれらのチップは、通常予想される通り、以前のリリースよりもパフォーマンスが向上しています。
Intelの第一波チップは、Core i3からCore i7まで、最大4コア8スレッド、最大ターボ周波数4.1GHz、最大グラフィックス周波数1.1GHzを備え、コンシューマー市場の幅広い範囲をカバーしています。熱設計ポイントは9ワット、15ワット、28ワットで、初期リリースのチップはデスクトップよりもノートパソコンやタブレットでの使用を想定しています。
同社は、このシリーズが「ノートパソコンで高性能AIを実現する」初の製品であるとも主張しており、IntelのDL Boostが低レイテンシのワークロードを支援できる。搭載されているGen11グラフィックスアーキテクチャは、最大1テラフロップスのベクトル演算性能を提供し、IntelのGaussian Network Acceleratorは低消費電力のAI利用を可能にする。
Intel Iris Plusグラフィックスは、4K HDR対応のHEVCエンコードを含むレンダリング性能がほぼ2倍に向上し、ゲームでは従来の2倍のフレーム/秒を実現しています。Thunderbolt 3とWi-Fi 6のサポートにより、ギガビット速度のWi-Fiを含む接続性も強化されています。
Intel は、最初の第 10 世代 Core プロセッサをメーカーに大量に提供し始めており、ベンダーはホリデー ショッピング期間までにこのプロセッサを搭載した最初のデバイスを出荷する予定です。
これらのプロセッサの TDP が低いため、より高性能なバージョンが出荷されるまでは MacBook Pro シリーズなどのハイエンド製品には搭載されないものの、Apple が将来的に Mac や MacBook に採用する候補として十分考えられます。