Facebookは、アプリトラッキングの透明性による広告への逆風を投資家に警告

Facebookは、アプリトラッキングの透明性による広告への逆風を投資家に警告

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

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クレジット: Facebook

Facebookは4月初めにこの件に関する姿勢を変えたにもかかわらず、AppleのApp Tracking Transparencyによる「広告ターゲティングの逆風」について投資家に警告した。

ソーシャルメディア界の巨人であるFacebookは、この新機能を最も声高に批判した企業の1つであり、広告収入に壊滅的な打撃を与え、中小企業に打撃を与える可能性があると主張した。CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、App Tracking Transparencyが同社に影響を及ぼし始めるのは2021年後半になる可能性があると述べた。

FacebookのCFO、デビッド・ウェナー氏は、「規制とプラットフォームの変更」を理由に、この期間中の広告収入の伸びが「大幅に鈍化する」と予想していると述べた。ウェナー氏は、ATTがFacebookのビジネスモデルに影響を与え始めるのは第2四半期になる可能性があると述べた。

しかし、投資家に対するこの姿勢は、ザッカーバーグ氏の最近の公の発言とは対照的だ。例えば3月には、ザッカーバーグ氏はこの機能がより多くの企業のプラットフォーム上での商取引を促進すれば、Facebookにとって有益となる可能性があると述べていた。

CNBCによると、フェイスブックは水曜日に好調な第1四半期決算を発表し、収益は前年同期比48%増の260億ドルとなった。

Appleは水曜日に投資家向けの決算説明会も開催した。電話会議の中で、ティム・クックCEOはATTに対する消費者の反応は「非常に素晴らしい」と述べた。さらに、この機能はユーザーの手にコントロールを取り戻すためのものだと付け加えた。

ATTを懸念しているのはFacebookだけではない。水曜日の早朝、中国のeコマース大手アリババがこの機能について議論する会議を開いたとの報道があった。中国の広告会社に加え、スナップ社やプロクター・アンド・ギャンブルといった米国企業も、ATTを回避する方法を模索している。

ATT機能は4月26日に一般公開された。Facebookは4月27日、独自のプライバシープロンプトが正式に展開されるまでには数週間かかる可能性があると発表した。