アップル、タウソンの従業員との労働組合交渉を遅らせたと非難される

タウソンのアップル小売店における新しい労働組合の代表者は、アップルが組合員と誠意を持って交渉していない可能性があると懸念を公に表明している。

タウソン店の従業員は2022年6月に組合結成に成功した。契約交渉は1月から続いており、6回の会合を経て暫定合意に至ったのはわずか2件だった。

国際機械工組合の交渉担当者ジェイ・ワドリー氏は、アップルとの契約交渉は遅々として進んでいないと述べた。

組合交渉担当者でアップル・タウソンの従業員のケビン・ギャラガー氏は、ボルチモア・バナー紙に対し、アップルのアプローチは「顔面への平手打ち」のように感じたと語った。

委員会は、Appleが契約案を全国の店舗従業員に選択的に開示するという決定に不満を表明した。さらに、Appleは交渉過程において、協議内容を非公開とし、広く公表・記録しないよう要請した。

今週初め、組合はTwitterスレッドで、Appleが交渉委員会が提示した複数の提案を拒否したと投稿した。これらの提案には、苦情処理プロトコルの導入、勤務スケジュールの調整、年功序列制度などが含まれていた。

ギャラガー氏は、アップルが時間稼ぎの戦術をとっているのではないかと懸念している。彼によると、唯一大きな進展があったのは4月初旬、交渉担当者が安全衛生委員会の設置に暫定合意したことだ。そもそもこの委員会が組織化された主な理由は、まさにこれだ。

アップルと労働組合は、賃金の誤りや差別禁止方針といった問題への対処についても合意に達した。

同委員会は現在、給与や退職金交渉などの「経済問題」に対処しながら、アップルとの交渉を進めようとしている。

アップルは小売店の労働組合結成に反対しており、タウソン店の事件を警告例として挙げている。