ロジャー・フィンガス
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ロシアの連邦独占禁止局は月曜日、ロシアの再販業者が、販売元に関係なく、iPhoneの各モデルを一律同一価格で提供することで、価格協定法に違反している可能性があると発表した。
「ロシア独占禁止局は、アップルのiPhone再販業者による価格カルテル違反の兆候を確認しており、その結果、これらのスマートフォンの価格が一定になった」と、同局はロイターが入手した声明で述べ、調査を開始した。
この訴訟は、名目上は互いに競合しているはずなのに、再販業者らが iPhone 6s/6s Plus を同じ価格で提供しているという苦情から生じたものである。
こうした販売業者は価格を固定しているだけでなく、特定の期間にわたって価格を固定していることが証券取引委員会の調査で判明した。
この訴訟は最終的にAppleの手に委ねられることになるかもしれない。AppleはiPhoneの販売に関して厳しい条件を交渉することで知られており、再販業者に自社価格と同水準の価格を維持するよう強制することもある。割引が行われることはあるが、通常はモデルの初期生産終了間際、販売業者が新製品投入に向けて準備を進める時期に限られる。
アップルはロシア国内でiPhoneのオンライン注文は受け付けているものの、国内にアップルストアがないため、ロシア国内の再販業者に大きく依存している。