Apple TV+が記録破りの契約で『Emancipation』を獲得

Apple TV+が記録破りの契約で『Emancipation』を獲得

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

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アップルは、業界史上最大の映画祭買収契約と言われる契約で、ウィル・スミス主演映画「Emancipation」の権利を取得した。

クパチーノを拠点とするテクノロジー大手のAppleは、南北戦争中に逃亡する奴隷を描いたアクションスリラー映画「Emancipation(解放)」のApple TV+向け全世界配信権を約1億ドルで取得したと報じられている。同作はApple Studiosが制作する。

「解放」は、ウィル・スミスが演じるピーターという逃亡奴隷の主人公が、北軍に入隊し、冷血漢のハンターたちとルイジアナの過酷な沼地を凌駕する過酷な旅路を強いられる物語だ。アントワーン・フークア監督、ウィリアム・N・コラージュ脚本による本作は、実話に基づいている。

本作は、ウェストブルック・スタジオを通じて、スミスがジェームズ・ラシター、ジョン・モネと共にプロデュースする。ジョーイ・マクファーランドとトッド・ブラックもプロデューサーを務める。フークアは監督に加え、フークア・フィルムズ傘下でクリフ・ロバーツと共にエグゼクティブ・プロデューサーを務める。

アップルは競争の激しい環境でこの映画パッケージを獲得し、同パッケージがバーチャルカンヌ映画祭の看板映画として6月下旬に市場に投入されたときには7社の入札があったと報じられている。

Deadlineによると、入札額は7500万ドルを超え、買い手はAppleとWarner Brosに絞られた。iPhoneメーカーが落札し、正確な金額は不明だが、入札額は1億ドルを超えるとされている。

報道によると、2021年中に『Emancipation』の製作を開始する予定とのこと。同作は劇場で公開された後、Apple TV+で配信される予定だ。

「エマンシペーション」は、Appleがここ数ヶ月で取得した最新の映画に過ぎません。6月には、イスラエルとイランを舞台にしたスパイ・スリラー「テヘラン」と、ジュリアン・ムーア主演の詐欺映画「シャーパー」の権利も取得しています。

同社は5月にトム・ハンクス主演の第二次世界大戦を舞台にした映画『グレイハウンド』の権利も取得しました。同作は7月10日にApple TV+で配信開始予定です。