ケイティ・マーサル
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カンファレンスでの基調講演に続いて、インテルのモビリティ担当副社長シェーン・ウォール氏は、同僚でチップメーカーのウルトラモビリティエコシステムディレクターのパンカジ・ケディア氏と協力し、iPhone はインテルが提供できる技術より 2 ~ 3 年も遅れている技術に依存しているデバイスであると激しく非難した。
「完全なインターネットを実現したいなら、Intelベースのアーキテクチャを採用する必要がある」とウォール氏はエンジニアたちに語った。「iPhoneは、どんな種類のアプリケーションでも、処理能力を必要とする」となると「苦戦する」と彼は述べた。
「iPhoneの欠点はAppleのせいではない」とケディア氏は付け加えた。「iPhoneの欠点はARMに起因している」
ウォール氏は、アップルだけでなく他の端末メーカーも、自社のスマートフォンが「ARMを使用している」ため「あまりスマートではない」という同じ問題に直面していると述べた。iPhoneは優れたユーザーインターフェースと、最高経営責任者(CEO)スティーブ・ジョブズ氏が仕掛けたマーケティング攻勢にもかかわらず、多くの点で不十分だと主張した。
そのため、どちらの幹部も、iPhone が ARM ベースのプロセッサに依存し続ける限り、近い将来に「高速で完全なインターネット」を実現できるとは考えていない。
「たとえ完全な能力を持っていたとしても、パフォーマンスは非常に低くなるだろう」とウォール氏は述べた。これに対し、ケディア氏は「彼らのロードマップと方向性は分かっている。だから心配していない」と付け加えた。
Appleによるファブレス半導体設計会社PA Semiの買収は、iPhoneとiPodの将来がARM技術に依存することをほぼ決定づけたようだ。この電子機器メーカーは先日、モバイルコンピューティング向けARMの現行および将来の技術の「長期アーキテクチャライセンシー」として名指しされた。
スティーブ・ジョブズ氏は今年初め、PA Semiの買収が同社のハンドヘルド製品の将来を左右すると述べていたが、その後、PA SemiのシニアプリンシパルアーキテクトがAppleで、新世代のiPhoneに搭載されるカスタムARMチップの開発チームを率いていることが明らかになった。
Apple はまた、Imagination Technologie の現在および将来の PowerVR グラフィック テクノロジの謎のライセンシーであると考えられており、このテクノロジは将来の ARM ベースの iPhone システム オン チップ (SoC) 設計に組み込まれる可能性が高い。