マイキー・キャンベル
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Appleの識別子リストのサンプル。| 出典:米国地方裁判所
アップルとサムスンは金曜日、北カリフォルニア地区連邦地方裁判所に提出した2件の書類の中で、2014年に審理開始が予定されている今後の特許訴訟におけるそれぞれの主張の範囲を詳述した。
2つの文書には、両社が主張する各侵害に関連する侵害特許と各デバイスがリストと表の形式で記載されており、これには両社の主力端末であるAppleのiPhone 5とSamsungのGalaxy S IIIも含まれる。両社は、2012年2月にAppleが正式な訴状を提出して以来、Galaxy Nexus紛争として知られるこの紛争に製品を追加してきた。
Appleは、Samsung製品23製品に対し、合計8件の実用特許侵害訴訟を提起している。訴状に記載されているように、Apple対Samsungの陪審裁判でSamsungに10億5000万ドルの損害賠償を命じた裁判では、この韓国企業の製品のうちわずか4件が対象となっていた。
一方、サムスンは、Appleが特定のiPhone、iPad、iPod、Macモデルにおいて自社の特許3件を侵害したと主張している。訴状には、裁判所が現在審理していない他の5件の特許についても言及されている。
ルーシー・コー裁判長は木曜日、控訴裁判所が最初の訴訟に関する判決を下すまで、この訴訟を保留することを検討していると述べた。この控訴は、アップル対サムスン裁判で、コー裁判長がサムスン製特定携帯電話機の輸入禁止を却下したことに関連して、アップルが提起したものだった。
「この件で本当に2つの訴訟が必要なのかどうか、私には分からない」とコー判事は述べ、両社が米国および世界各地で起こしている訴訟がカリフォルニア州での2件の訴訟をカバーする可能性を示唆した。
一方、アップルは、ギャラクシー・ネクサス訴訟における特許はいずれも陪審裁判と重複していないと指摘した。これは、今後の訴訟を進める上で重要な考慮事項となる。しかし、サムスンはこれに反論し、2件目の訴訟の差し止めを正当化するのに十分な重複があると主張した。
コー判事は、訴訟の延期を決定する前に、AppleとSamsungに対し、3月7日までにこの件に関する公式声明を提出するよう命じた。現在、Galaxy Nexusをめぐる訴訟は2014年3月に開始される予定となっている。