AppleInsiderスタッフ
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重慶アップルストアの建築レンダリング。| 出典: ifoAppleStore
アップルは、今後2年間で中国での小売店舗数を3倍に増やす取り組みの一環として、中国の顧客にはおなじみの建築装飾である巨大なガラスの円筒を特徴とする店舗を重慶にオープンする予定だ。
ifoAppleStoreが入手した写真や建築レンダリングによると、重慶アップルストアは上海の浦東地区にある姉妹店から象徴的なデザイン要素を借用することになる。
巨大なガラス構造(螺旋階段が設置され、店舗のメインエントランスとなる予定)を除けば、この新しい中国店舗は他の近代的な旗艦店といくつかの共通点を持っています。上のレンダリングを見ると、重慶のApple Storeは浦東店や最近オープンしたトルコのイスタンブール店と同様に、完全に地下に建設されるようです。
浦東とは異なり、重慶ビルには2つの入口があり、どちらも円形のデザインで、緑と水辺の景観が楽しめる広場の両側に配置されています。もう一方の円形の入口は地面と同じ高さにあるため、ガラスの円筒形は片方の入口のみに見られるようです。
下の写真では、レンダリング図で円筒形の入口とされている場所に現在設置されている高いバリケードの様子が写っています。また、地下で撮影された写真からは、将来の店舗内で進行中の工事の様子が分かります。現時点ではまだ工事はほとんど完了していませんが、重慶店は2015年初頭に開業する予定だと同誌は予想しています。
アップルは10月にガラスシリンダーのエントランスに関する特許を取得しました。この特許では、ニューヨークの5番街にあるアップルストアなど、他のモノリシックガラス構造で採用されているガラスラミネート技術が引用されています。このラミネート特許に名を連ねる発明者の一人は、同社の共同創業者であるスティーブ・ジョブズです。
Appleは、中国が同社の将来の成長において重要な役割を果たすことを踏まえ、同地域における小売店舗数を3倍に拡大することを目指しています。2014年の第1四半期と第2四半期では、中国は売上高が21%増加し、Appleにとって最も急成長を遂げた市場となりました。