アップル、従業員引き抜き疑惑でバッテリーメーカーと和解協議

アップル、従業員引き抜き疑惑でバッテリーメーカーと和解協議

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

· 1分で読めます

A123 バッテリー テクノロジーを搭載した Venturi Buckeye Bullet 3 陸上スピード レーシング車両の内部を紹介します。

アップルは火曜日の裁判所への提出書類の中で、マサチューセッツ州の連邦判事に対し、同社がバッテリーメーカーの主要エンジニアを極秘の社内プロジェクトのために引き抜いたとする訴訟を法廷外で和解するためA123システムズと協議中であると伝えた。

Appleは、A123による従業員引き抜きの告発に対する回答期限の延長を求める申し立てにおいて、和解交渉が進行中であることを明らかにした。その後、ダグラス・P・ウッドロック裁判長は、この申し立てを認める電子命令を出した。この申し立ては本日 ロイター通信によって発見された。

A123は訴状の中で、Appleが同社のシステムベンチャーテクノロジー部門に所属する幹部5名を引き抜いたと主張している。その中には、プログラムリーダー兼CTOのムジブ・イジャズ氏も含まれている。バッテリーメーカーのAppleは、ベンチャーテクノロジー部門がどのような先進的な取り組みに取り組んでいたかを明らかにしていないが、適切な後任が見つからなかったため、各エンジニアのプロジェクトは中止されたと主張している。従業員らは昨年6月に「不審な状況」で退職した。

イジャズ氏に加え、被告にはA123の元従業員であるドン・デフォー氏、マイケル・エリクソン氏、デペン・ワン氏、インドラジート・ソラット氏も含まれており、いずれも最近同社の先進エネルギー貯蔵部門を退職し、アップル社に移籍した。イジャズ氏は訴訟の主要被告であり、原告側は同氏がアップル社に入社後に元同僚を1人または複数人採用したと主張しており、これは契約違反に当たる。

アップルが先月、ステルス電気自動車プロジェクトに熱心に取り組んでいるとの噂が広がる中、初めて訴訟を起こされた。A123の訴訟は、同社が電気自動車用バッテリーの開発経験を持つことから、社内ではプロジェクト「Titan」と呼ばれていた、いわゆる「Apple Car」をめぐる噂を煽った。