IBMのLotusソフトウェアがAppleのiPhone、iPod touch、Macに登場

IBMのLotusソフトウェアがAppleのiPhone、iPod touch、Macに登場

スラッシュ・レーンのプロフィール写真スラッシュレーン

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マイクロソフトのライバルであるアップル社とIBM社は、IBMのロータス・ソフトウェア・パッケージの一部をアップル社のハンドヘルド製品とMac製品に提供する提携を間もなく発表するとAP通信が報じている。

具体的には、IBM は来週フロリダ州オーランドで開催される Lotusphere カンファレンスで、Apple の iPhone および iPod touch モバイル デバイス向けに Lotus Notes 電子メール パッケージを展開する計画を正式に発表する予定です。

AP通信によると、このソフトウェアは IBM の Domino 電子メール サーバー プログラムの使用を必要とし、Lotus Web アクセス ライセンスをすでに持っているユーザーには無料で提供され、新規ユーザーには年間 39 ドルから提供されるという。

さらに、IBMは、AppleのMacコンピュータ製品ライン向けに、文書、スプレッドシート、その他のMicrosoft Office風ソフトウェアを含むLotus Notesと無料の「生産性」パッケージLotus Symphonyをリリースする予定だ。

この動きは、IBM が自社のソフトウェアの販路を広げ、Microsoft の代替製品に対する Apple の自然な親和性を利用しようとする広範な取り組みの一環だと報じられている。

AP通信は、全世界で1億3500万人のLotusユーザーを抱えるIBMが、企業に社員にiPhoneでLotusの電子メールをチェックさせるよう働きかけることができれば、この提携によってAppleの機器はリサーチ・イン・モーション社のBlackBerryやその他の企業向けスマートフォンに対する競争力が高まる可能性があると推測している。

IBMとAppleは、これまでAppleがMacシリーズにIBMのPowerPCチップを使用していたことを除けば、PC市場では依然として競合関係にあるが、現在では両社は「多くの共通点がある」ことを認識していると言われている。

「我々は相互に影響を与え合うつもりだ」とIBMの広報担当マイク・アジ氏は語った。

IBM の iPhone および iPod touch 用 Lotus Notes 電子メール パッケージは、Apple の次期 iPhone ソフトウェア開発キット (SDK) を利用すると報じられている。この SDK は、来月予定されている正式リリースに先立ち、IBM に提供されていると思われる。