iTunesの最高責任者エディ・キューがアップルの上級副社長に昇進、iAdsを監督

iTunesの最高責任者エディ・キューがアップルの上級副社長に昇進、iAdsを監督

AppleInsiderスタッフのプロフィール写真AppleInsiderスタッフ

· 1分で読めます

元最高経営責任者スティーブ・ジョブズの退任に続き、アップルの幹部人事は継続しており、iTunesの最高責任者エディー・キュー氏がインターネットソフトウェア&サービス担当上級副社長に就任する。

アップルは木曜日、幹部の経歴を掲載したウェブサイトを更新し、この人事異動を明らかにした。キュー氏の新しいプロフィールには、シニアバイスプレジデントとして、最高経営責任者(CEO)のティム・クック氏に直接報告する旨が記載されている。

「エディは、iTunes Store、革新的なApp Store、iBookstoreなど、Appleの業界をリードするコンテンツストア、さらにiAdとAppleの革新的なiCloudサービスを監督しています」と経歴には記されている。

この昇進は、8月にAppleの元モバイル広告担当副社長アンディ・ミラーがベンチャーキャピタルに移籍したことで生じた空席を埋めるものです。キュー氏は新たなポジションで、iPhone、iPad、iPod touchのネイティブアプリで利用できるAppleのiAdモバイル広告ネットワークを統括します。

アップルのiTunes部門の責任者であるキュー氏は、以前はインターネットサービス担当副社長を務めていました。今回の拡大された職務により、キュー氏はアップルの他のオンラインサービスも統括することになります。

キュー氏はアップルに22年間勤務し、1998年に同社のオンラインストアの最初のバージョンの作成に携わった。また、2003年に開始されたiTunes Music Storeや、2008年にiPhone向けに初めて登場したApp Storeの構築にも携わった。

「彼はまた、Appleの受賞歴のあるiLifeアプリケーションスイートの開発においても重要な役割を果たしました」とAppleの説明には記されている。「Apple在籍中、彼はソフトウェアエンジニアリングチームとカスタマーサポートチームのマネージャーとして成功を収めていました。」

キュー氏は今年初め、ニューズ・コーポレーションのCEOルパート・マードック氏と共に、 iPad向けに初公開されたタブレット専用デジタル新聞「ザ・デイリー」の発表会に出席するなど、アップルでより目立つ役割を担っていた。また、iCloud音楽サービスのライセンス契約交渉にも個人的に関与し、レコード会社との契約締結のためニューヨークへ向かったとも伝えられている。