スティーブ・ジョブズ氏、アップル退社後もディズニーの取締役に留まる見込み

スティーブ・ジョブズ氏、アップル退社後もディズニーの取締役に留まる見込み

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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スティーブ・ジョブズは健康上の問題でアップルでの日常業務に携われないが、ウォルト・ディズニー社の取締役には留まると報じられている。

匿名の情報筋が水曜日にダウ・ジョーンズ通信に語ったところによると、ジョブズ氏はディズニーの筆頭株主であり、同社の取締役に「留任する見込み」だという。これが事実であれば、ジョブズ氏はアップルのCEO職に加え、ディズニーの取締役も兼任することになる。

2006年、マウスハウスが74億ドルの株式交換でピクサーを買収した際、ジョブズはディズニーの筆頭株主となった。ジョブズは、『トイ・ストーリー』や『カールじいさんの空飛ぶ家』といった映画を手掛けた、アカデミー賞受賞歴を誇るアニメーションスタジオのCEOを務めていた。

ジョブズ氏は月曜日に従業員宛ての書簡で、Appleを病気療養のため休職すると発表した。ただし、主要な戦略的決定には引き続き関与する。2009年と同様に、Appleの最高執行責任者(COO)であるティム・クック氏が日常業務の監督にあたる。

ジョブズ氏のあいまいな手紙は、辞任のきっかけとなった健康状態について明らかにしておらず、彼の現在の状態について様々な憶測を呼んでいる。ある報道によると、ジョブズ氏は最近「ますます衰弱している」ように見え、週に2日程度しか出勤していないという。

ジョブズ氏がアップルを休職している間もディズニーの取締役に留まるというニュースは、間違いなく関係者の間で更なる解釈を呼ぶことになるだろう。彼が最後にディズニーの取締役に再選されたのは2009年だった。

そして火曜日、ジョブズ氏が2009年に癌の治療のためにスイスへ渡航していたとされる事実が報道されたが、これはこれまで公表されていなかった詳細である。