アップルがオランダに新たな欧州データセンターを計画しているとの噂

アップルがオランダに新たな欧州データセンターを計画しているとの噂

シェーン・コールのプロフィール写真シェーン・コール

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Appleのノースカロライナ州メイデンのデータセンター

アップルはオランダの港町エームスハーフェンにある他のテクノロジー大手企業の近くにある新データセンターの建設を検討していると噂されており、欧州のアップル顧客はまもなく最新鋭のデータセンターからデータを吸い上げるようになるかもしれない。

iPhoneClub.nlの報道によると、Appleのインフラチームは、この地域を事業拡大の候補地として以前から注目していたようだ。コードネーム「Saturn」と呼ばれるこのプロジェクトは、この地域に最大200人の新規雇用をもたらす可能性がある。

エームスハーフェンはオランダのフローニンゲン州にある港湾都市で、近年、ヨーロッパにインフラ拠点を求める国際的なテクノロジー企業にとって人気の目的地となっています。この港には、156メガワットの風力発電所を含む多数の発電所があり、インドのタタ・コミュニケーションズが管理する大容量大西洋横断光ファイバーケーブルの陸揚げ地点でもあります。

検索大手のGoogleは現在、エームスハーフェンに1万平方メートルの施設を運営しており、Microsoftも同地域に同規模のデータセンターの建設を開始した。Appleが建設するであろう施設の典型とみられるMicrosoftの新データセンターは、20億ユーロ(27億ドル)の建設費を投じている。

Appleは最近、データセンターの建設に躍起になっている。同社は2012年にノースカロライナ州メイデンに10億ドル規模の施設を完成させ、現在はオレゴン州プラインビルとネバダ州リノにも同様の施設を開設中だ。

報道によると、Apple は年末までにエームスハーフェンの拠点を公式に自社のリストに加えるかどうかの最終決定を下す予定だという。