テスラの設計責任者がアップルを批判、「期待できるものは何もない」と主張

テスラのシニアデザインエグゼクティブ、フランツ・フォン・ホルツハウゼン氏は最近、アップルを批判し、同社の製品は「同じものの単なるちょっとした改良」だと述べた。

スパイク・カー・ラジオとの最近のインタビューで、テスラの幹部はアップルを批判し、同社の製品デザインは革新的ではないとほのめかした。

「今のアップル製品で残念なのは、期待できるものが何もないということです。ただの延長線上にあるように感じます」とホルツハウゼン氏は語った。「同じもののちょっとした改良に過ぎないのです」

さらにホルツハウゼン氏は、「インスピレーションの面では、彼らがやっていることに非常に刺激を受けることは難しい」と語った。

テスラの設計責任者は、Apple Watchを着けていることを認めたが、それは「フィットネスの側面から」着けているだけだと述べた。

「フィットネスという部分以外では、私は [Apple Watch] にあまり目的を見出せていない」と彼は語った。

ホルツハウゼン氏は、マツダ、ゼネラルモーターズ、フォルクスワーゲンを経て、2008年にテスラに入社しました。テスラ在籍中、ホルツハウゼン氏はテスラ モデルS、モデル3、モデルX、モデルY、サイバートラックのデザインを主導してきました。

テスラの幹部がアップルを批判したのは今回が初めてではない。2015年には、CEOのイーロン・マスク氏がクパチーノに本社を置くこのテック大手を「テスラの墓場」と呼び、「成功しなかった元テスラ社員が行き着く先はアップルだ」と述べた。

テスラとアップルは直接のライバルではありませんが、アップルは完全電気自動車「アップルカー」の開発に取り組んでいることが知られており、両社が競合関係に陥る可能性があります。一部のアナリストは、「アップルカー」が実現すれば、アップルがテスラにとって最大の脅威になる可能性があると予測しています。

AppleとTeslaは、互いに従業員やエンジニアを定期的に引き抜いています。最近では、Appleがテスラのエンジニアを自社の秘密の自動運転車プロジェクトに採用しました。