プリンス・マクリーン
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ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、同社のMB Advantageアプリを搭載したiPadを多数導入することで、販売店は最新の割引やリベートを検索し、潜在顧客のクレジット申請をその場で完了できるようになるため、販売員が顧客をPCのあるデスクまで案内する必要がなくなるという。
マーケティング担当副社長のアンドレアス・ヒンリヒス氏はウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューで、「私たちはモバイル革命をディーラーにもたらしたいと考えていました。iPadは消費者中心ですが、ビジネスの側面も持っています」と語った。
iPad経由のリース返却
同社のiPadアプリを利用すると、ディーラーはリース終了時に返却された車両の状態をドライバーが立ち会ったまま確認することもできる。
オハイオ州ノースオルムステッドのメルセデス・ベンツ販売店のオーナー、バーニー・モレノ氏はウォール・ストリート・ジャーナル紙に、以前は「誰かが来店すると、パッドと鉛筆を持って店に出て、傷やへこみなど、問題点をすべて書き留め、その後、デスクに戻ってすべてをコンピューターに入力していた」と語った。
モレノ氏は、リース車両の管理に限って自分のiPadを使い始め、現在は同社の公式iPadパイロットプログラムに参加しているディーラーの1社となっている。顧客が来店すると、モレノ氏はiPadを店の外に持ち出し、その場で返却手続きを行う。
「今ではお客様の目の前で全てを行えるようになり、信頼性がさらに高まりました」とモレノ氏は述べた。報道によると、同社のパイロットプログラムにより、メルセデス・ベンツ・ファイナンシャルは最終的に全米350店舗のディーラーにiPadを配布することになるかもしれないという。