アップルのiPhoneはライバルを襲うチップ不足の影響を受けない

アップルのiPhoneはライバルを襲うチップ不足の影響を受けない

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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新たな調査によれば、チップ不足によりスマートフォンメーカーは部品の注文の70%から80%しか受け取れないというが、AppleのiPhoneは影響を受けていないという。

他の調査によると、Appleは現在、すべてのデバイスでチップ不足の影響を感じ始めているが、iPhoneに関しては状況が比較的良好だという。

カウンターポイント・リサーチは、世界のスマートフォン出荷台数予測を年間6%増の14億1000万台に引き下げたと発表しました。当初は9%増の14億5000万台と予測していました。

「2020年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が市場に大きな打撃を与えた後、スマートフォン業界は今年、力強い回復を見せると見込まれていました」と、調査会社は声明で述べています。「スマートフォンメーカーは昨年末から部品の大量発注を行い、買い替えの遅れによる消費者需要が第1四半期の市場を押し上げました。」

しかしその後、「一部のスマートフォンOEMおよびベンダー」は、2021年第2四半期に主要部品の注文の80%しか受け取っていないと報告した。

部品不足が出荷予測の低下を引き起こしている様子。(出典: Counterpoint Quarterly Smartphone Forecast)

部品不足が出荷予測の低下を引き起こしている様子。(出典: Counterpoint Quarterly Smartphone Forecast)

「2021年第3四半期が進むにつれて、状況は悪化しているようだ」と同社は続ける。「一部のスマートフォンメーカーは、現在、リクエストの70%しか受け取っていないと述べており、複数の問題が発生している。」

カウンターポイント社によれば、スマートフォン業界の90%がこれらの問題の影響を受けているという。

「半導体不足はエコシステム内のあらゆるブランドに影響を及ぼしているようだ」と、カウンターポイント・リサーチのリサーチディレクター、トム・カン氏は述べた。「サムスン、オッポ、シャオミはいずれも影響を受けており、我々は予測を引き下げている。しかし、アップルはAP不足の影響を最も受けにくく、最も影響を受けていないようだ。」

この調査では、Appleがどのようにして供給不足を回避したのかは明らかにされていない。しかし、この問題に関する過去の報告書では、Appleの購買力の高さから備蓄が行われている可能性が示唆されている。