Apple、MobileMe iDiskの機能を刷新

Apple、MobileMe iDiskの機能を刷新

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MobileMe Web アプリケーションがさらに改良され、新機能として、Apple が Macworld Expo で iWork.com 実験として初めて発表したシステムを使用して簡単にファイルを共有できる改良版の iDisk モジュールが追加されました。

iDiskの使用

MobileMeのiDiskは、WebDAVベースのクラウドファイル共有サービスで、加入者はme.comウェブサイトからアクセスしたり、デスクトップにボリュームとしてマウントしたりできます。iDiskのサポートは、ユーザーがシステム環境設定またはWindowsのMobileMeコントロールパネルでMobileMeアカウントを設定すると自動的に設定されます。Mac OS Xでは、ユーザーはiDiskをローカルで同期できるため、システムがインターネットに接続されていないときでもファイルにアクセスできます。

iDiskにアップロードされたファイルは、WebフォルダとPublicフォルダという2つの特別なフォルダを除き、MobileMeユーザー専用です。Webフォルダにコピーされた文書(iWebアプリケーションによって投稿されたサイトを含む)は、MobileMeウェブサービスによってホストされます。

Publicフォルダにコピーされたファイルは、http://public.me.com/user から誰でもアクセスできます。登録者は、システム環境設定のMobileMeパネルから、訪問者に読み取りアクセスのみを許可するか、読み取りと書き込みのアクセスを許可するかを選択できます。また、Publicフォルダにアクセスパスワードを設定することで、より限定的な共有が可能になります。

共有ファイル

新たに強化された共有ファイル機能により、ユーザーはiDiskのWebインターフェースから特定のファイルを選択し、AppleがiWork.comで初めて導入したシステムと同じ方法で共有できます。共有ファイルへの短縮URLは、http://files.me.com/user/31sk02のような形式で自動的に設定されます。このリンクを手動でメールで送信することも、共有設定シート(下記)にメールアドレスを直接入力して簡単なメッセージを入力することもできます。

パブリックフォルダへの共有アクセスとは異なり、共有ファイルでは、加入者はリンクの有効期間を日数、週数、または月数(デフォルトは30日)に制限できます。共有ファイルにパスワード保護を設定することもできます。

作成時に共有ユーザーを指定した場合、ダウンロードリンクが記載されたメールが送信されます。指定されていない場合は、iDiskウェブページ(下記)の新しい「共有ファイル」セクションでファイルがハイライト表示され、現在共有されているファイルを確認できます。ユーザーは「共有オプション」ボタンをクリックして、ファイルを新しいユーザーに再送信したり、共有期間を延長したり、パスワードを変更したり、ファイルの共有を停止したりできます。

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この変更に伴い、AppleはiDiskアイコンも更新し、ボリュームのFinderに表示されるクラウドアイコンに近づけました。また、アカウントパネルもユーザーシルエットから、システム環境設定やiPhoneの設定に似た歯車アイコンに変更されました。以前のiDiskインターフェースを以下に示します。なお、.Mac時代から引き継がれてきたWeb共有のホームページとグループ機能は、7月末に廃止される予定です。

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iPhone統合

Apple はまた、iDisk 機能を拡張して iPhone ユーザーが自分の iDisk ファイルにアクセスし、パブリック フォルダ経由で他の iPhone ユーザーと直接ファイルを共有できるようにする計画も示しました。

Appleは、Office文書やiWork文書、PDF、動画ファイルを、メールで送信するにはサイズが大きすぎる場合にiDiskで共有できるドキュメントの例として挙げています。他のユーザーは共有リンクを受け取り、自分のiPhoneから直接ダウンロードしたり、パブリックフォルダ機能を使って他のユーザーが公開したファイルを閲覧したりできます。

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