AppleInsiderスタッフ
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パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は火曜日に発表した投資家向けレポートで、同社の3月四半期の初月となる1月のNPDグループの最新データを示した。2009年比36%増という数字は、3ヶ月間で260万台から280万台のMac販売台数に達する可能性があることを示唆している。マンスター氏によると、ウォール街はAppleのMac販売台数を260万台と予想しているという。
Appleは今四半期にMacBook Proノートブックの刷新を予定しており、これも今後数ヶ月の売上を押し上げる可能性がある。マンスター氏は、Macの売上が1ヶ月分しかないため、四半期の予測は難しいと指摘した。
「四半期について判断するのは時期尚早だ」と同氏は記した。
もしAppleが2010年第1四半期に280万台のMacを販売すれば、2009年初めに比べて26%の増加となる。1年前の1月のMac販売台数は2008年より6%減少していた。
2009年前半はMacの販売が苦戦したものの、後半には驚異的な成長を遂げました。ホリデーシーズンの四半期だけで、過去最高の336万台のMacを販売し、利益は50%以上増加して33億8000万ドルに達しました。
マンスター氏によると、NPDの1月のデータでは、iPodの販売台数が前年同期比5%増加していることも示されている。これを受けて、パイパー・ジャフレーは3月期のiPod販売台数を900万台から1,000万台と予測した。ウォール街はAppleの販売台数を約900万台と予想している。
これらの数字は、2009 年の第 3 四半期の売上高と比較して 9 ~ 17 パーセントの減少に相当する。
さらに、NPD のデータによれば、Mac の平均販売価格は前年比で約 9 パーセント下落している一方、iPod の平均販売価格は約 4 パーセント上昇している。
マンスター氏はまた、2010年上半期のMacとiPodの売上は共に好調な推移を見せているとの見解を改めて表明した。2009年下半期にMacの売上が18%増加したのに対し、2009年上半期は前年同期比で減少した。そのため、Appleは期待を上回る業績を上げられる立場にあるとマンスター氏は述べた。
マンスター氏は、2010年のApple株とMacの売上について特に強気だ。1月には、12月四半期のMacの売上予測が310万台と低かったにもかかわらず、同氏は2010年を「Macの年」と呼んだ。
パイパー・ジャフレーは、AAPL株の「オーバーウェイト」格付けと目標価格284ドルを維持した。