ニール・ヒューズ
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UBSインベストメント・リサーチのメイナード・ウム氏は今週、投資家向けメモを発表し、AAPL株の目標株価を340ドルから350ドルに引き上げた。同氏は、iPadがMacの売上にマイナスの影響を与えているという証拠はないものの、「PC業界には悪影響を及ぼしている」と述べた。
「従来型ノートパソコンの売上はiPadの圧力を受けているようで、ベンダー各社はiPadのようなタブレットの発売に躍起になっている」とウム氏は記している。「この影響の大部分はPCの低価格帯で発生していると考えている。iPadの価格帯が低価格帯に十分近いため、このセグメントでの購入を検討している消費者にとって魅力的になっているからだ」
彼は続けてこう述べた。「iPadの機能はまだノートPCの機能性に及ばないため、iPadがPCの売上を食いつぶしているという見方はしていない。しかし、iPadを購入する消費者は、既存のPCの購入やアップグレードを先延ばしにする傾向が強いかもしれない。」
ウム氏は、アップルが2011年に2800万台のiPadを販売すると予想しているが、この数字は「控えめ」すぎる可能性があると警告している。
Um氏のメモは、iPadの人気がPCのDRAM価格の低下に寄与しているとの別の報道を受けて発表された。iPadのようなデバイスは、従来のノートパソコンやデスクトップPCに比べてDRAMへの依存度が低く、Samsungは今週、PC販売の低迷により市場でメモリが供給過剰になっていると警告した。
ウム氏はまた、アップルが2011年1月にCDMA対応の新型iPhone 4を発売するという噂を繰り返した。同氏は、米国のベライゾンなどの通信事業者がCDMAオプションを選択できるようにして、暦年の販売予測を引き上げ、2011年の推定販売台数を5,200万台とした。
「我々は引き続きAppleのような製品メーカーを優遇する。同社はホリデーシーズンの四半期に最も需要の高い製品のいくつかを擁するはずだからだ」とウム氏は記した。「厳しい経済状況にもかかわらず、消費者は依然としてイノベーションにお金を払う意思がある。スマートフォンの競争が激化し、タブレットでも間もなく競争が激化するにもかかわらず、Appleが製品を常に新鮮で革新的なものに保つ能力は、今後の我々の予測に自信を与えてくれる」