AppleInsiderスタッフ
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ベライゾン・ワイヤレスの最高技術責任者アンソニー・メロン氏は、 BusinessWeekとのインタビューで、アップルが2010年にAT&Tとの独占契約を終了すると決定した場合でも、同社は準備ができていると語った。
「すでに準備は整っている」とメローネ氏は述べたと報じられている。「交通渋滞に対応する準備はできている」
しかし、同社幹部はiPhoneがVerizonで利用可能になる可能性についてはコメントしなかった。しかし、最近の様々な報道によると、AppleはチップメーカーのQualcommと提携し、Verizonネットワークで動作するCDMA対応iPhoneを開発中である可能性があると示唆されている。このiPhoneがGSMネットワークにも対応するデュアルモードになるのか、それともCDMAのみになるのかについては議論があるものの、報道によると、新型iPhoneは2010年第3四半期に発売される可能性があるとのことだ。
一部のアナリストは、2010年にVerizonがiPhoneを発売する可能性は非常に高いと見ている。Piper Jaffrayは、Appleが2010年半ばにこの端末を発売する確率は70%だと予測している。8,900万人の顧客を抱えるVerizonは、AppleにとってiPhoneの展開対象となる潜在顧客を大量に獲得することになるだろう。
しかし、AppleとVerizonの提携は、現行の携帯電話とVerizonのネットワークとの互換性のなさや、両社の利害対立を理由に複雑すぎると考える者もいる。また、T-MobileとAT&Tは米国で唯一の全国展開GSMネットワークであるため、T-Mobileを候補として検討する者もいる。
ベライゾンは過去3年間で無線ネットワークに約190億ドルを投資し、ネットワークの強化を目指してオールテルなどの企業を買収した。メローネ氏は、同社のネットワークへの投資は、同社がサービスを真剣に受け止めていることの証しだと述べた。
一方、AT&TのネットワークはiPhone 3GSの発売以来苦戦しており、マルチメディアメッセージングやテザリングといった主要機能の導入はネットワークへの負担軽減のため延期された。しかし、メローネ氏はBusinessWeek誌に対し、Verizonでは同様の問題は発生しないと語った。
「もしそうなったら、我々は対処します」と彼は言った。