活動家らが水質汚染を主張、アップルの中国サプライヤーが再び非難を浴びる

活動家らが水質汚染を主張、アップルの中国サプライヤーが再び非難を浴びる

シェーン・コールのプロフィール写真シェーン・コール

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中国の環境活動家らは、上海近郊の江蘇省の工業都市昆山市の運河に有害な製造廃棄物を投棄したとして、アップル製品の部品を生産していることで知られる2つの工場を非難した。

台湾に拠点を置くフォックスコン・テクノロジー・グループとユニマイクロン・テクノロジー・コーポレーションが所有するこれらの工場は、長江と黄浦江の支流に流入する運河に大量の重金属を投棄した疑いがあると、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じている。これらの河川は、上海市とその約2,400万人の住民にとって重要な水源となっている。

中国全土で100万人以上の従業員を擁するアップル最大の製造パートナーであるフォックスコンは、これらの非難に対し、同社の工場はすべての関連規制を遵守しているとの声明を発表した。また、河川に排水を排出しているのは同社だけではないことも指摘した。

ユニマイクロンも同様の声明を発表し、排出される廃水の定期検査を実施し、監視装置を設置するよう地元当局の要請に応じ、第三者の環境監査会社と契約していると述べた。

アップルは、これらの申し立てに対し、サプライヤーや環境団体と協力し、アップルのサプライヤー責任基準の遵守を確保するために取り組んでいると述べた。アップルは2007年からサプライヤーの労働条件と環境活動に関する報告を開始している。

一方、中国環境保護省の代表者は、政府機関は長期にわたる調査を行った後、躊躇せずに制裁を科すつもりであると約束した。

「排出基準を大幅に超過している場合は、処罰します」と中国環境規制当局のディン・ユドン副局長は述べた。

Appleのサプライヤーが環境規制違反で監視団体から告発されるのは、ここ数週間で2度目となる。7月末には、iPhoneとiPadを製造するペガトロンが、蘇州市の下水道に化学物質を直接投棄したとして、中国労働監視団から非難された。