スラッシュレーン
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ロイター通信によると、この訴訟は月曜日にマンハッタンの米国破産裁判所に提起された。コダックは、アップルが1990年代に両社が共同で進めていたプロジェクト「クイックテイク」カメラに関連する特許10件を不当に所有していると主張しているとしてアップルを訴えている。
問題となっている10件の特許は、コダックが売却を試みている700件以上の特許のうちの1件である。しかし、訴状では、アップルが「多額の現金を保有することで」これらの特許の売却を遅らせ、コダックによるロイヤルティの徴収を妨害したと主張している。
この訴訟の被告として名を連ねているのは、アップルからの譲渡により特許の所有権を主張するフラッシュポイント・テクノロジー社だ。
コダックは、自社の特許ポートフォリオの価値が数十億ドルに上る可能性があると喧伝してきた。写真業界のパイオニアである同社は、今年1月に連邦破産法第11章の適用を申請した。
同社は、8月初旬に特許ポートフォリオのオークションを実施し、8月13日までに落札者を発表する予定だ。コダックは、特許の潜在的な購入者であると同時に、同社のポートフォリオにおける特許の最大の侵害者として、アップルを特に指摘している。
コダックは先月、米国国際貿易委員会(ITC)が米国特許6,292,218号を無効とする暫定裁定を下したことで、特許売却において大きな打撃を受けた。この特許は、コダックの特許ポートフォリオにおける「至宝」と目されている。コダックはこの判決に対し控訴している。