フォックスコン、経営難のウィスコンシン工場でグーグルのサーバー部品を生産へ

フォックスコン、経営難のウィスコンシン工場でグーグルのサーバー部品を生産へ

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

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クレジット: エンジニアリング・ニュース・レコード

新たな報道によると、フォックスコンは経営難に陥っているウィスコンシン州の工場でグーグル向けの主要サーバー部品を生産する契約を獲得した。

この工場は、インテルのIce Lakeサーバーチップのリリースに合わせて、2021年第1四半期に部品の量産を開始する予定です。現在、フォックスコンは工場内に半導体を回路基板に実装するための組立ラインを設置しています。

ブルームバーグによると、フォックスコンは、グーグルとの新しいサーバー契約の生産拠点を中国や台湾ではなくウィスコンシン州の施設に置くことを決定したという。

関係筋はブルームバーグに対し、この契約について語ったものの、フォックスコンは顧客について言及を避けた。ウィスコンシン州でデータセンターとコンピューティング「機能」を開発しているとのみ述べた。

問題を抱えるフォックスコンの工場は、ドナルド・トランプ大統領が製造業の雇用を米国に戻す計画の重要な要素として宣伝していたが、2018年に発表されて以来、ウィスコンシン州の工場は遅延や方向転換に悩まされてきた。

ウィスコンシン州当局は、工場の計画変更が当初の提案よりもはるかに小規模であったため、フォックスコンの税制優遇措置申請を却下した。台湾の契約製造業者であるフォックスコンは、初年度の雇用目標も大幅に下回り、それ以降、雇用計画を縮小している。

ウィスコンシン州が10月に発表した報告書では、この施設は「実用的な商業用ガラス製造施設としてよりも、実証目的に適している可能性がある」と結論づけている。