マイク・ピーターソン
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iPhone 13モデル
UBSの推計によると、中国におけるアップルのiPhone出荷台数は前年比200%以上増加しており、同社の第4四半期決算が好調なことを示唆している。
AppleInsiderが閲覧した投資家向けメモの中で、UBSのアナリスト、デビッド・ヴォクト氏は、第4四半期のiPhone出荷台数と、2022年これまでの出荷台数についていくつかの見解を示している。
まず、Appleの中国における出荷台数は、5月に前年同期比9%減少した後、力強く回復したようだ。例えば、6月四半期には出荷台数が改善し、現在は約227%増加している。ただし、ヴォクト氏は、これは比較しやすい点だと指摘している。
今四半期累計では、中国での新型コロナウイルスによる混乱やサプライチェーン全体にわたる問題といったマクロ経済の逆風にもかかわらず、iPhoneの出荷台数は前年同期比で25%増加している。
中国におけるスマートフォンの総出荷量は前年比で約12%減少しており、その主な要因は4月と5月の新型コロナウイルスによるロックダウンだ。
ヴォクト氏は、Appleのスマートフォン出荷台数の増加により、iPhoneが中国市場全体のシェアを11.4%にまで拡大したと推定している。中国国内のブランドは、第4四半期においてAppleに大きくシェアを譲り渡している。
同アナリストは、第4四半期のiPhone販売台数4,200万台という予想を変更していないが、この数字は同四半期に予想される弱さをすでに考慮した控えめな数字である可能性が高いと指摘している。
「中国の好調と当社の決算を踏まえると、4,200万台のiPhone販売台数(前年同期比9%減)という当社の第4四半期の予想は控えめな数字である可能性が高い。また、すでに新型コロナウイルスによる混乱を織り込んでおり、来週の決算発表前に販売台数の増加が見込まれることを示唆している」と同氏は書いている。
ヴォクト氏は、アップルの12ヶ月目標株価を185ドルに据え置いている。これは、サム・オブ・ザ・パーツの枠組みを用いて算出したものだ。この目標株価には、アップルの中核企業価値171ドルに加え、同氏が「均等加重」と呼ぶ、アップルの将来の自動車事業計画の確率価値1株あたり14ドルが織り込まれている。