フォックスコン、工場問題を受けてiPhone事業責任者を交代

フォックスコン、工場問題を受けてiPhone事業責任者を交代

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

· 1分で読めます

フォックスコンの施設

Appleの組み立てパートナーであるFoxconnは、iPhone事業に新しい責任者を任命した。数ヶ月に渡るiPhone 14 Proの生産のトラブルの後、リーダーシップの変更が行われた。

フォックスコンのiPhone組み立て部門の新責任者はマイケル・チャン氏で、この任命は日曜日の同社の年末パーティーで発表された。

ブルームバーグの情報筋によると、蒋氏は長年iPhone組立部門の責任者を務めた王長洋氏の後任となる。王氏は取締役会への注力を強化するため、退任する見通しだ。

フォックスコンもアップルもこの任命について公式コメントを出していない。

蒋氏の就任は、フォックスコンの劉若英会長が他の中国ライバル企業との競争に対抗するため、若手幹部を指導的地位に登用する取り組みの一環だと言われている。

また、世界最大のiPhone 14 Proユニット組立工場である鄭州の主要工場では、数々の問題が発生したあとの発売となった。新型コロナウイルスの感染拡大により工場は深刻な影響を受け、ストライキや暴動が相次いだほか、体調不良の従業員が生産ラインにとどまっているとの疑惑も浮上し、モデル供給が不足した。

その後、工場の生産量は予想レベルまで回復した模様だ。

トラブルと回復にもかかわらず、Appleが12月に受注を削減したという噂は消えなかった。Foxconn内部の情報筋は、削減の噂を否定した。