グーグルのNexus 7、日本でホリデーシーズン中にアップルのiPadを上回る売上

グーグルのNexus 7、日本でホリデーシーズン中にアップルのiPadを上回る売上

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GoogleのNexus 7は12月にAppleのiPad全モデルの販売台数を上回った。出典:Google

ある市場調査会社によれば、ASUS製のNexus 7の日本での売上げが12月にAppleのタブレット全ラインナップを上回り、2010年の発売以来初めて、圧倒的なシェアを誇っていたiPadを首位の座から追い落としたという。

BCNが木曜日に発表したデータによると、GoogleのNexus 7は、利益の出るホリデーシーズン中に日本でAppleのiPadを上回り、同社はその変化の原動力として価格を挙げていると日経新聞が報じている(CNET経由)。

全国2,400の家電量販店を対象とした調査によると、12月のNexus 7の市場シェアは44.4%で、Appleのシェアは40.1%だった。同社によると、iPadは2010年の発売以来、日本で最も売れているタブレット端末となっている。ソニーや富士通などの国内メーカーの製品は、同時期の売上のわずか2~3%を占めた。

Appleの日本市場シェアは2012年初頭、50%弱でしたが、3月に第4世代iPadが発売されるとピーク時の約70%にまで上昇しました。一方、ASUSのシェアは9月にNexus 7が発売されるまで10%未満にとどまっていましたが、発売から1ヶ月で40%近くにまで急上昇しました。11月にiPad miniが発売されたことでNexus 7の需要は落ち込みましたが、サプライチェーンの問題による在庫不足により、12月にはAppleタブレットの売上が減少しました。

報告書によると、Nexus 7の市場成長にはコストも大きな要因となっている。日本では、16GBモデルが19,800円(約224ドル)で販売されており、これは28,800円(約326ドル)の同等機種iPad miniよりも100ドル安い。

同誌はIDCジャパンのレポートを引用し、12月のタブレット販売台数が約360万台と推定している。これは2011年の同時期と比べてほぼ3倍の台数だ。タブレットは今年成長する数少ない家電製品分野の一つと見られており、2013年にはこの数字が490万台に増加すると予想されている。