ケイティ・マーサル
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ロイター通信によると、中国移動の王建州会長は今週、新型CDMA iPhoneが自社ネットワークに導入される見通しについて語った。スイスのダボスで行われた講演で、王会長はアップルがロングターム・エボリューション4Gネットワークをサポートする計画があることも明らかにしたが、具体的な時期については言及しなかった。
「この2年間、この問題について議論してきました。今、状況は前進しています。AppleはTD-LTEをサポートすることを明確にしています」と同氏は述べたと伝えられている。
中国移動は、3Gワイヤレス接続に独自の規格であるTD-SCDMAネットワークを採用しています。会長は、同社がiPhoneでこの技術をサポートしてもらうために、Appleと長年交渉を続けてきたことを明らかにしました。
Appleは、今月初めに2月10日に米国のVerizonネットワークで発売予定の新型CDMA iPhoneを発表した際、LTE対応iPhoneの見通しについて質問を受けた。最高執行責任者(COO)のティム・クック氏は、LTE対応iPhoneの採用を見送った理由について、端末の設計に大幅な変更が必要になること、そしてVerizonとその顧客がiPhoneの発売を待ちたくないと考えていることを明らかにし、LTE対応iPhoneの発売を断念した。
中国移動は以前からiPhoneを宣伝しているが、Appleの端末は2009年に正式に締結された非独占契約に基づき、中国聯通ネットワークでのみ利用可能となっている。
中国聯通の加入者数は1億5000万人を超えている一方、2010年時点で5億7000万人を超える加入者を抱える中国移動は、依然としてAppleにとってはるかに大きなビジネスチャンスとなっている。
アップルは近年、中国市場への注力を強化しており、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社にとってその投資は成果を上げ始めている。前四半期には、中国からの売上高が前年同期比10億ドル以上増加し、2011年度第1四半期は26億ドルに達したと報告した。
Appleの幹部はまた、中国にある4つの直営店が現在、世界で最も多くの来店客を集めている店舗となっていることも明らかにした。iPhoneメーカーである同社は、中国における小売事業の拡大を積極的に進めており、国内に25店舗を開設する計画だ。