ロジャー・フィンガス
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競合サービスであるApple Musicのサービス開始までわずか数週間となった中、Spotifyは水曜日、同社の総加入者数が7,500万人に達し、そのうち2,000万人はより収益性の高いプレミアム層の加入者だと発表した。
これらの数字は、2015年初頭にはそれぞれ6,000万人と1,500万人だったことを考えると、かなり急速な成長を示しています。1年前、同社の加入者数はわずか4,000万人で、その4分の1がプレミアム会員でした。
Spotifyは火曜日、5億2,600万ドルの資金調達ラウンドを完了しました。そのうち1億1,500万ドルは欧州の通信会社テリア・ソネラからの調達です。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、両社はメディア配信、データ分析、広告などの分野で協力する予定です。今回の資金調達により、Spotifyの評価額は85億3,000万ドルとなりました。
どちらの発表も、Spotifyを最大の競合とするApple Musicが月曜日に発表された直後に行われた。両サービスはオンデマンドストリーミングとラジオコンテンツを組み合わせたサービスで、フル機能の有料プランは10ドルとなっている。
一方、Spotifyは広告付きのプランでオンデマンド音楽を無料で提供しており、ポッドキャストや動画コンテンツにも進出しています。Apple Musicの無料コンテンツは、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンの有名DJがホストを務めるライブラジオステーション「Beats 1」のみです。
Spotifyは、少なくとも当初は、iOS、Android、Mac、Windows、ウェブ、Roku、PlayStationなど、より幅広いプラットフォームに対応します。Apple Musicは6月30日のサービス開始時にはiOS、Mac、Windowsのみでの提供となり、AndroidとApple TVへの移植は秋に予定されています。
今週初め、Appleが1億人の会員数獲得を目指しているという噂が流れました。これは音楽業界では初の快挙であり、可能な限り多くのプラットフォームを網羅しなければ実現不可能でしょう。
