Appleのミステリーバンは人気がありすぎて、偽物を作っている人がいる

米国各地でレーダーとカメラを搭載したアップルのミニバンが頻繁に目撃される中、今週ドイツで新たに目撃され、興味深い展開を見せた。アップルの車によく似たダッジ・キャラバンだが、実は偽物だというのだ。

AppleInsiderの読者トーマスさんは、先週ドイツのハノーバーで開催された年次技術見本市CeBITで、Appleへのオマージュとなるこの車の写真を撮影しました。このドイツ製ダッジは、Appleの車と同じX字型のルーフラックを装備していますが、センサーはすべてモックアップのようです。

Appleのバンに搭載されているVelodyne HDL-32 LiDARユニットは、頑丈な金属製のチューブに置き換えられ、各コーナーにはプラスチック製のグロメットらしきものが「カメラ」として取り付けられています。Appleのバンに搭載されていた高感度GPSアンテナは、四角い金属チューブに取り付けられたPVC製の受け皿に置き換えられています。

車両の左後部ドアには、このバンが「自動運転テスト車両」であることを示す便利なラベルが貼られています。Appleのバンは自動運転テスト車両として設計されているのではないかと推測する声が多くありますが、実際には新しいデジタルマッピングプログラム用であるという意見が大勢を占めています。

このバンの所有者がなぜAppleの車両を模倣する必要を感じたのかは依然として不明です。明らかに、そしておそらくは誤ったラベル表示から判断すると、このバンはいたずら目的で作られたか、あるいは動画でAppleの車両を模倣するために設計されたものと思われます。