待望の伝記『スティーブ・ジョブズになる』が発売

待望の伝記『スティーブ・ジョブズになる』が発売

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アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズについての真実を明らかにする待望の伝記「スティーブ・ジョブズになる」が火曜日に発売され、発売と同時にアマゾンの著名人伝記リストで第1位に急上昇した。

長年のテクノロジージャーナリスト、ブレント・シュレンダー氏とFast Company編集長リック・テッツェリ氏の共著『Becoming Steve Jobs』は、Appleの共同創業者の人生を深く掘り下げ、彼の人物像や生き方に関する通説を払拭する内容となっている。本書の大部分はシュレンダー氏の個人的なメモに基づいており、その多くはジョブズ生前は出版に適さなかった。

すでに「リーク」や早期プレビューを通じて多くの新事実が明らかになっている。その中には、現アップルCEOのティム・クック氏がかつて、病に倒れたテクノロジー界の巨匠ジョブズ氏の命を救うため、自身の肝臓の一部を差し出したという事実も含まれている。ジョブズ氏は断固として拒否した。

その他の話題には、ジョブズの晩年と彼がアップルに残した功績などが含まれる。

本書には、クック氏をはじめとするトップ幹部のインタビューが随所に散りばめられている。彼らは、シュレンダー氏とジョブズ氏の長年の繋がり(ジョブズはシュレンダー氏を友人として紹介していた)と、元CEOの世間的なイメージに影響を与えたいという強い思いから、伝記への参加を承諾した。例えば、クック氏は2011年に出版されたウォルター・アイザックソン氏の公式伝記を「甚大な損害」と評している。

「ブレントとリックの本に参加を決めた理由は、ブレントがスティーブと長年にわたり関係を築いてきたため、スティーブの人生について独自の視点を持つことができたからです。この本は、私たちがこれまで目にしてきたどの本よりもスティーブの姿をよく捉えており、参加を決断して本当に良かったと思っています」と、アップルの代表スティーブ・ダウリング氏は述べた。

『Becoming Steve Jobs』は、Amazon.com で Kindle 版 11.99 ドル、ハードカバー版 19.83 ドル、iBookstore で 12.99 ドルで購入可能です。