iOS責任者スコット・フォーストール、アップル対サムスン裁判で証言へ

iOS責任者スコット・フォーストール、アップル対サムスン裁判で証言へ

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火曜日に提出された裁判所文書によると、アップルのiOSソフトウェア担当上級副社長スコット・フォーストール氏が、ワールドワイドマーケティング担当役員フィル・シラー氏の証言の長さ次第では早ければ金曜日にもクパチーノ社を代表して証言する予定だという。

最新情報:フォーストール氏、iOS開発とサムスン裁判の課題を説明

Appleが更新した証人リストによると、iOSの権威である同氏は、火曜日の法廷審理終了に伴い証言が途中で打ち切られたシラー氏の直後に証言台に立つ予定だ。Samsungは以前、Forstall氏が今週中に証言台に立つ予定であると知らされていたが、正確なスケジュールは把握していなかった。

このニュースは、アップルが7月29日に最後の証人リストを提出してから2日後に出たもので、リストの最後は「さらにアップルはサムスンに対し、スコット・フォーストールが金曜日に証言する予定であり、スケジュール次第では上記の証人のうち1人または複数の前に証言する可能性があると通知した」と締めくくられている。

シラー氏は本日、休廷前の短時間ではあったが証言を行い、アップルは製品展開において市場調査に依存していないと述べた。同氏の証言は、金曜日に開廷する法廷で審理の口火を切ることになる。

Apple対Samsungの訴訟では、Apple側の最初の証人である工業デザイナーのクリス・ストリンガー氏が写真や実物模型で約40のデザインを提示したことで、多数のiPhoneプロトタイプも明らかになった。

出典:Apple対Samsungの裁判書類

さらに、最新のリストに加わったのは、Macintoshのインターフェース要素に取り組み、NeXTでクリエイティブディレクターを務めたグラフィックデザイナーのスーザン・ケア氏と、2011年にAppleの仮差し止め命令申立てを支持する専門家証人としてこの訴訟に出席したトロント大学のコンピュータサイエンス教授、ラビン・バラクリシュナン氏だ。

これまでの証言から判断すると、アップルの弁護士がシラー氏との話し合いをいつ終えるか次第で、フォーストール氏は早ければ金曜日にも発言するかもしれない。