アップルの第2世代iPadにLCDバックライトサプライヤーが選定されたと報道

アップルの第2世代iPadにLCDバックライトサプライヤーが選定されたと報道

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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Appleは、次期第2世代iPad向けに別の主要部品サプライヤーを選定したと報じられており、バックライトユニットに関するニュースは、同デバイスのディスプレイが再びLCDになることを示唆している。

台湾の業界紙DigiTimesは水曜日、CoretronicがChimei InnoluxとLG Displayの次期iPadのディスプレイ向けバックライトユニット供給業者に選定されたと報じた。CoretronicはChimei Innoluxの単独サプライヤーとなり、LG Displayへのバックライト供給はRadiant Opto-Electronicsと分担する見通しだ。

同報道では、次世代iPadが100日以内にApple社への出荷が開始され、同社が4月の発売に間に合うように供給を蓄えることができるという主張も再確認された。

もしこれが事実なら、iPad 2にバックライトが搭載されることで、次期モデルにOLEDディスプレイが搭載されるという噂はついに払拭されることになるだろう。というのも、OLEDディスプレイ技術はバックライトを必要としないからだ。DigiTimes自身による報道も含め、数多くの報道が Appleが次期タッチスクリーンタブレットにOLEDディスプレイを採用する可能性があると示唆している。

同誌の別の報道によると、AppleはアクティブマトリクスOLEDディスプレイを搭載したiPhoneを開発したものの、最終的にそのハードウェアを却下したという。AM-OLEDはテキスト表示に適していないとされ、Appleはディスプレイパネルの供給問題にも懸念を抱いていたという。

2月に行われたNexus OneのOLEDスクリーンの科学的分析では、AppleのiPhone 3GSのLCDディスプレイに圧倒的に劣ることが判明しました。DisplayMate Technologiesの社長であるレイモンド・ソネイラ博士は、Nexus Oneの明るく目を引くディスプレイにも、ノイズやアーティファクトが多く、色を正確に再現していないことを発見しました。

初代iPadでは、Appleのモバイルデバイス向け液晶ディスプレイにIPS(In-Plane Switching)技術が導入されました。IPS技術により、フラットパネルディスプレイの視野角と色再現性が向上しました。

バックライトユニットの出荷台数は、11月に600万台に達したと報告されています。これは、ノートパソコンとモニター向けが約500万台を占めたことが主な要因で、10月比14%増です。テレビ用バックライトは100万台強でした。