ソフトバンクが日本でiPhoneを無料配布中

ソフトバンクが日本でiPhoneを無料配布中

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在庫処分、売上不振への対策、あるいはその両方を目的として、ソフトバンクモバイルは新たな「みんなにiPhoneキャンペーン」を立ち上げ、5月までの2年間契約で日本の顧客にiPhone 3Gを無料で提供すると発表した。

日本のキャリアのウェブサイトで発表されたこのプロモーションは、日本でiPhoneへのアップグレードを希望する顧客に大幅な割引を提供するものです。Appleの人気スマートフォンの8GBモデルが、ベーシック、プレミアム、学生向けを含む3つのプロモーションプランのいずれかに加入することで、2年間の契約で無料となります(原文を翻訳)。一方、16GBモデルのiPhoneは一括払いではなく、月額480円(米ドル換算で4.96ドル)で、2年間の契約期間中の合計金額は11,520円(119.11ドル)となります。

ソフトバンクは、顧客購入のさらなるインセンティブとして、同社の標準データプランを通常月額5,985円から最大4,410円まで値下げしました。米ドル換算で、月額61.88ドルから45.59ドルへの値下げとなります。7月にアップルと提携してiPhoneの販売を開始した当時、8GBモデルは238.21ドル相当、16GBモデルは357.32ドルでした。

今週のベスト・バイの値引きと合わせて考えると、これは6月に発表が見込まれる新型iPhoneの在庫処分を狙った動きである可能性がある。ソフトバンクのプロモーションは5月末に終了する。アップルの世界開発者会議(WWDC)は最近6月に開催され、タッチスクリーン端末の新バージョン発表の場として2度利用されてきた。

値下げのもう一つの理由として考えられるのは、アップルのiPhoneパートナー各社が、改良モデルの発売前にクパティーノに拠点を置く同社との契約に基づくiPhone 3Gの販売ノルマを達成しなければならないというプレッシャーを感じている可能性だ。かつては達成可能と思われていたノルマも、世界経済の低迷と世界的な消費低迷を考えると、今やより大きな負担となっている可能性がある。

ウォール街のアナリストは概して、Appleの今四半期のiPhone 3Gの販売台数が、昨年夏の発売以来最低になると予想している。推定台数は200万台から350万台と幅がある。