IBMとベルが提携し、MobileFirst for iOSアプリをカナダに導入

IBMとベルが提携し、MobileFirst for iOSアプリをカナダに導入

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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IBM は火曜日、Bell Canada との新しい MobileFirst for iOS 提携を発表した。この提携により、iPad、iPhone、Apple Watch 向けのエンタープライズ アプリを北米全域に提供することが約束される。

この契約に基づき、ベルはカナダ最大の通信プロバイダーとしての市場における影響力を活用し、エネルギーおよび公共事業、政府、製造、小売など、複数の業界にさまざまな MobileFirst for iOS ソリューションを配布することになります。

同社は声明の中で、この通信会社はカナダで唯一のiOS向けMobileFirstアプリのプロバイダーとなると述べた。

米国におけるこれまでの展開と同様に、IBMはBellを通じた展開において、IBMのアプリ設計とバックエンド分析をBellのLTEモバイルネットワークと組み合わせることになります。この組み合わせにより、リアルタイムのデータ分析と実用的な情報を提供することで、現場の専門家を支援することが期待されます。

IBMのAppleパートナーシップ担当ゼネラルマネージャー、マフムード・ナグシャイン氏は「ベルのネットワークリーダーシップと当社のコンサルティングおよびシステム統合の専門知識を組み合わせることで、カナダの企業はビジネスプロセスを改善し、外出中の従業員の生産性を高める強力なモバイルプラットフォームを手に入れることができる」と語った。

MobileFirstを使用すると、緊急対応要員はGPS座標とリアルタイムの位置情報データを照合し、例えば緊急事態への対応を効率化できます。小売業界では、バイヤーや事業計画担当者がMobileFirstツールを活用して、複数の拠点の在庫を遠隔監視できます。

MobileFirstイニシアチブは、AppleとIBMの戦略的パートナーシップを通じて2015年に開始され、AppleのiOSプラットフォームを基盤としたビジネスソリューションの構築を目指しています。この契約の一環として、IBMはハードウェアのリース、デバイス管理、セキュリティ、アナリティクス、モバイル統合、オンサイト修理を担当し、Appleはソフトウェア開発とAppleCareを通じた顧客サポートを提供します。

直近では、IBMは昨年10月にWatsonコグニティブ・コンピューティング・テクノロジーをMobileFirstアプリに統合し、自然言語処理、ディープデータ分析などをiOS 10アプリに導入しました。同月には、学業成績から行動まで、生徒の様々な指標を追跡できるiPadアプリ「IBM Watson Element for educators」も発表されました。