Apple、LeopardのデフォルトファイルシステムとしてZFSを採用へ

Apple、LeopardのデフォルトファイルシステムとしてZFSを採用へ

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これは計画的な発言だったのかもしれないし、突然の失言だったのかもしれないが、いずれにせよ、サン・マイクロシステムズの最高経営責任者であるジョナサン・シュワルツ氏は、アップルが来週、デフォルトの Mac OS X ファイルシステムをサンが開発した ZFS に置き換える計画を発表すると主張している。

シュワルツ氏は水曜日に首都ワシントンで開催された同社イベントでアナリストや報道関係者に対し、この計画を公表した。イベントの主な目的は、より柔軟性の高いブレードサーバーのラインナップを宣伝することだった。

「実際、今週の Apple 社の世界開発者会議で、ZFS が Mac OS 10 のファイルシステムになったことが発表される予定です」と、同氏は自社のファイルシステムについて語りながら述べた (Real Player ビデオリンク)。

ZFS はもともと Sun が Solaris オペレーティング システムの基盤として考案したもので、大容量、斬新なディスク上の構造、軽量インスタンス、ボリューム管理の概念の統合を特徴としています。

従来のファイルシステムは単一のデバイス上に存在し、複数のデバイスを使用するにはボリュームマネージャが必要ですが、ZFSはzpoolと呼ばれる仮想ストレージプール上に構築されています。プールは仮想デバイスから構成され、各仮想デバイスはrawデバイス、1つ以上のデバイスのミラー、または2つ以上のデバイスからなるRAID-Zグループのいずれかです。

シュワルツ氏のコメントによれば、ZFS は 10 月の Leopard リリースから Apple の現在のデフォルト ファイル システムである Journaled HFS+ に取って代わることになるという。